スパイ映画の真骨頂といえば『007』シリーズだが、2006年公開の『007 / カジノ・ロワイヤル』から4作にわたって、ジェームズ・ボンドを演じているのがダニエル・クレイグだ。

すっかり、ボンド役が板についてきた彼だが、2012年公開の『007 スカイフォール』で、彼が良かれと思って出したアイディアが災いし、作品の一部がオジャンになりかけたというのだ。一体ダニエルは、何をヤラかしてしまったのだろうか!?

・コトの発端はダニエルが購入した皮手袋


コトの発端は、『007 スカイフォール』の撮影時に、ダニエルが休日にショッピングに出かけた際、カッコいい黒の皮手袋を購入したことから始まる。

ボンドが、この手袋をはめたらクールなのではないかと思った彼は、本作でメガホンを取ったサム・メンデス監督に打診してみたところ、OKの返事をもらったのである。いつもビシっとスーツでキメているボンドが、レザーの手袋を身に着けてカッコ悪い訳がないだろう。

・コモドオオトカゲのシーンで手袋をはめることに!

そしてダニエルは、マカオのカジノでボンドが殺し屋に後をつけられ、格闘になった挙句に、コモドオオトカゲがウヨウヨいる穴に落ちるシーンで手袋をはめることに。

殺し屋が、地面に倒れたボンドから銃を取り上げて撃とうとする。ところが、ボンドの指紋をスキャンして彼のみが使える銃だったため、発砲できなかった殺し屋がコモドオオトカゲに食べられてしまう……という展開だ。

・撮り直しは不可能でデジタル処理で誤魔化すことに……

こうして、なんの問題もなく撮影が終わったかに思われたが、編集の段階でエディターが、「ちょっと待てよ!」とあることに気付いたのだ。指紋をスキャンする銃が登場するシーンで、ボンドが手袋をはめていては矛盾しているのではないかと言うのだ。

しかし、そのシーンを撮影し直すとなったら億を超える費用がかかるため、デジタル処理を施して誤魔化すことになったのである。その結果、問題のシーンでは、ボンドの手がずんぐりとして不自然に見えるのだそうだ。

ダニエルが良かれと思って出したアイディアで、作品の一部がオジャンになりかけたとは、なかなか面白い撮影秘話である。そんなダニエルが、ボンド役を降板すると噂されているが、次は誰が ‟世界一有名なスパイ” を演じるのか気になるところだ。

参照元:Facebook @James Bond 007stuffINDEPENDENT(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらがダニエルが手袋をはめていたシーン。彼の手をよ~く見たらちょっと不自然!?

▼『007 スカイフォール』の予告編