食べ物によっては、チーズやワインなどのように時間を置き、熟成させればさせるほど美味になる食品もある。だが、その期間が2000年にもなったら、食べてみようという気になるだろうか!?

なんと、2000年前のバターの塊が発見されたのだが、食べようと思えば食べられるというのである! 一体どんな味がするのか気になるところだが、そんな ‟究極のヴィンテージ物” のバターについて紹介したいと思う。

・2000年前のバターが発見される!


2000年前のバターが発見されたのは、アイルランドのミース州の沼地だ。ボグ(沼地)で発見されたため ‟ボグ・バター” と呼ばれるバターは、10キロもの重さがある巨大な塊だ。

沼地は低温で低酸素かつ高酸性なため、バターや、その他の食品を保存するのに適していたいう。だが、地元博物館の専門家によれば、バターが約3.6メートルの地中から発見されたため、食用ではなく神に捧げた奉納物ではないかと推測されている。

・ボグ・バターを試食した強者シェフも!

しかも、専門家の話では、勧めはしないが理論的にバターは現在でも食べられるそうで、クリーミーな感触で強いチーズのような香りを放っているのだとか。

そして、アイルランド人の有名シェフ、ケヴィン・ソーントンさんは、4000年前のボグ・バターを試食したことがあるという強者だ。「発酵感はなくなっているが、独特の味が鼻に突き抜けるような感じだ」とコメントしている。どうやら、彼がボグ・バターを食べて、体調を崩すようなことはなかったようである。

・アイルランドやスコットランドで多数発見されたボグ・バター

今までにも、ボグ・バターはアイルランドやスコットランドの沼地で多数発見されており、木製の容器や動物の皮などにくるまれて保存されていることが多いそうだ。

数千年も熟成させたバターが、一体どんな味がするのか知りたいような知りたくないような……といった感じである。それにしても、4000年前のボグ・バターを味わってみようとは、ケヴィンさんのシェフ魂に脱帽してしまいそうだ。

参照元:Facebook @Cavan County MuseumTHE IRISH TIMESINDEPENDENT.IE(英語)
執筆:Nekolas