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1億総ダイエッターといっても過言ではない現代社会。誰もがカロリーを気にし、体調管理や体型維持に努めている。中でもここ数年、多くの人から敬遠されがちなのが糖質や炭水化物で、逆に人気なのがタンパク質であろう。

そんなタンパク質を手軽に補給できるコンビニの「サラダチキン」は大人気で、各社ともに注力している商品だ。そんな中、コンビニ業界のトップを走るセブンイレブンからサラダチキン『マイルドカレー味』が発売となった。これは「サラダチキン戦争」がますます過熱しそうな気配である……。

・サラダチキン戦争とは

まずは「サラダチキン戦争」について説明しよう。これはサラダチキンをよく利用する記者の経験に基づくものなので、やや主観的な部分があるかもしれない。その点を考慮してご覧いただければ幸いだ。

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最初に「サラダチキン」で業界をリードしたのはセブンイレブンである。成分のほとんどがタンパク質な上、約200円という手軽さが受け、一時期は店頭で品薄になるほどの人気を博した。

・セブンの1人勝ちかと思われたが……

それにコンビニ各社も追随したが、セブンイレブンは「ハーブ味」「シトラスレモン味」などを投入し、他社との差を広める一方。だが「勝負あったか?」と思われたときに登場したのが、ローソンの「スモーク味」だ。

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サラダチキンの欠点は、とにかく「味が単調なこと」それに尽きる。1個や2個は美味しく食べられても、1カ月も続くとマジのマジで飽きてしまう。だが「スモーク味」は、これまでのサラダチキンとは一線を画す味わいで、「ローソンが初めてサラダチキン戦争をリードしたか?」……というのが現在の状況だ。

・ローソンが衝撃の「スモーク味」を投入

セブンは「スモーク味のささみ」を発売しているものの、内容量が少なく値段もそれなり。ローソンが「スモーク味」で一気に突っ走るか? と思われていたが、“セブンプレミアム” の看板を背負ってつい最近登場したのが『マイルドカレー味』である。

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王者セブンイレブンにしては珍しく、後手に回ったサラダチキン戦争。すぐに「スモーク味」で追従できないところに、記者はセブンの焦りを感じていた。だが、サラダチキン初のセブンプレミアム商品を投入してくるということは、並々なる決意と自信があるに違いない……。

・マイルドカレー味の評価は?

さっそく食べてみると、確かにこれまでセブンが展開してきたサラダチキンとは全く違った味わいだ。良く言えばアッサリ、悪く言えば味気ないサラダチキンだが、これはカレーの風味がしっかり効いており、単品で食べても十分にウマい。これは優良商品といっていいだろう。

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ただ、正直にいえばローソンの「スモーク味」ほどの衝撃は受けなかった。あくまで「上手に化粧したな」という印象だ。先述の通り優良商品だとは思うが、単品としてみた場合「スモーク味」が霞むほどのインパクトはない。

とはいえ、「スモーク味」も食べ続けると飽きるのは同様だ。これまでプレーンやスモークをローテーションで食べていたユーザーにとって、マイルドカレー味の登場は朗報以外の何物でもない。おそらくまだまだ続くサラダチキン戦争。今後の展開にも注目だ。

参考リンク:セブンイレブン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼熾烈なサラダチキン戦争。ユーザーにとってはありがたい。
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