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空前の「牛かつ」ブームがやって来ている。かつといえば、普通はとんかつを連想するはずだ。牛肉を揚げるっていうのは、ちょっと前までは一般的ではなかったように思う。だって、君の母さん、牛かつなんて作ってくれたかい? 私(あひるねこ)の家ではたぶん1度もなかったぞ。

それがどうだ。最近はいろんな牛かつ屋がメディアで紹介され、牛かつ味のポテチなんかも発売されるようになった。これは完全にモテ期が来ている。うらやましい。その牛かつフィーバーに、ついに我らが心のとんかつチェーン「かつや」が参戦したというのだから、見逃せるわけないだろうが!

・かつやの牛かつって?

牛かつの魅力といったら、あのレアに仕上げた牛肉の断面の美しさだろう。あの赤みは豚肉では難しい。2016年5月20日から期間限定でスタートした新商品『牛カツ丼』、果たしてどのようなお味なのだろうか? お店に牛の如く突撃してきたモー!!

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・意外すぎる登場人物

牛かつに何となく、わさびと醤油で食べるイメージを抱いていた私。ほら、そうやって食べてる画像よく見るじゃん。しかし、届けられた『牛カツ丼』からただよってくるのは……これは、にんにくの香りだ! そう、この『牛カツ丼』、実は「晩餐館 焙煎にんにく味」と銘打たれているのである。その発想はなかった。

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・牛かつ?

「バンバンバンバンバンサンカン」のCMでお馴染みの晩餐館。これ若い子は知ってるかな。いやそれはどうでもいい。私が言いたいことは1つ。節子、それ牛かつやない。焼肉や。おい話が違うじゃねーか。こっちは牛かつ食べに来てるんだぞ。焼肉は好きだけどさぁ、プンスカモグモグ……うっ、これは!

・牛バラ肉のミルフィーユ

イメージしてた牛かつとは違うけど、これはこれで超ウメぇぇぇええ! 食べれば食べるほど食欲がわくような味だ。にんにく醤油の力は偉大なり。いやしかし、肝心なのは牛かつだ。箸で持ってよ~く見てみた。

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薄く切ったバラ肉を、ミルフィーユ状に重ねて揚げているようだ。思っていた牛かつとは、だいぶ違う。というか別物と考えた方がいいだろう。でも、まあいいじゃないか、ウマいし。そう、細かいこと気にせずにかき込むのが、この『牛カツ丼』の正しい食べ方なのだ。きっとそうだ。

・揚げ物とにんにく醤油は合う

それなら焼肉丼でよくね? と思う人もいるかもしれないが、揚げてあるからいいんじゃないか! タレが染み込みつつ、ちゃんとサクッと揚がった衣がこれまたウマし。かつにはソース1択派の私も、にんにく醤油との相性の良さを思い知った次第である。

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・全然アリ

かつや流牛かつ。赤い断面を見ることはできないが、丼で食べるなら、こういうガツガツした味付けの方が向いているかも。パワーをつけたい人にオススメだ。ほとんどのお客がこれを頼んでいたのは笑ったが、にんにくが効いているので、食べる時はタイミングに気を付けてくれよな! 

参考リンク:かつや晩餐館
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼牛カツ丼(税込637円)
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▼「晩餐館 焙煎にんにく味」でにんにくが効いている
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▼薄く切ったバラ肉を、ミルフィーユ状に重ねて揚げているようだ
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▼思っていた牛かつとはだいぶ違うけど、ガツガツ食べられるぞ
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▼かつや流牛かつ、全然アリ!
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