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レリゴー、レリゴー、と世界中を口ずませたディズニー映画『アナと雪の女王』。2013年から2014年を中心に、数えきれないほどの人々を虜(とりこ)にしてきた。続編の公開を待ち望んでいるファンも多いはずだ。

そんな『アナ雪』がまた、ネット上で話題になっている。なんでも「エルサに彼女を作ってあげて」との声が高まっているのだとか。そこには、どのような理由があるのだろう?

・SNS 上で「エルサに彼女を」との声が高まっている

2016年5月現在、氷の女王エルサに彼女を作ってあげてと訴えるハッシュタグ「#GiveElsaAGirlfriend 」が話題になっている。なぜエルサに彼女を? この件を報じている海外メディア『Metro』と『The Independent』によると、理由は以下のように説明できるという。

・『アナ雪』に隠されたメタファー

女性の強さや姉妹愛が中心に描かれ、これまでのディズニー映画と一線を画した『アナと雪の女王』。同時にディズニー史上 “最も同性愛フレンドリーな要素” が散りばめられた作品だとも評されているそうだ。

例えば、クリストフの声を担当したジョナサン・グロフさんがゲイであることを公言していたり、オーケンには夫がいるとコッソリ描写されていたり。本来の自分を解き放つ名曲『レット・イット・ゴー』は、多くの同性愛者にとってのアンセムにもなっているからだ。

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・エルサが同性愛者だと見られる理由

そしてエルサが同性愛者であるというメタファーも、散見されるようだ。エルサの「自分の力が周囲に受け入れてもらえない気持ち」は、「自分のセクシャリティが周囲に受け入れてもらえない気持ち」と相通じる模様。

彼女が氷の城に閉じこもってしまった描写は、“クローゼットに閉じこもる” と置き換えることも可能だそう。海外では “クローゼットに閉じこもる” という表現は、同性愛者の人々が自身の性的指向を公表していない状態を指すのだ。

・ネットの声「LGBT の子供たちに、君たちは大丈夫だと教えてあげられる」

そんなエルサが、続編で彼女を作れるといい……というファンの気持ちが、「#GiveElsaAGirlfriend」に込められることに。ツイッターではこのハッシュタグと共に、下記のようなメッセージがつぶやかれている。

「同性愛のキャラクターが出てくれば、子供たちだって色々な形の愛を学べるよ」
「素敵なアイディアね」
「同性愛のエルサの姿を見れば、“悩んでいるのは自分だけじゃない” と思える子供もいると思うんだ」
「ディズニー映画に “同性愛者のお姫様” が出てきていたら、昔の私はもっと楽になれたはず」
「愛の扉は、誰にだって開かれるべき」
「この世には同性愛者だっている。ならプリンセス全員が異性愛者ってのはおかしいよね」
「LGBT の子供たちに、君たちは大丈夫だよと教えてあげることが出来るよね」

その一方、「『アナ雪』は、エルサがやっと恋愛から開放された作品なのでは?」「別にエルサじゃなくてもいいと思うんだけど」という声も聞かれている。さて、今回ネット上で高まっている声に対して、ディズニーは続編でどんな答えを見せてくれるのだろうか?

参照元:MetroThe Independent(英語)、Twitter #GiveElsaAGirlfriend
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼『アナと雪の女王』日本語版ティーザー