本人にそのつもりはなくても、ちょっとした一言が誰かを侮辱したり傷つけることがある。これらの言葉は “失言” や “不適切な発言” とされ、ときに大きな波紋を呼ぶことにもなる。

今回もある出会い系サイトが、女性の外見にレッテルを貼るような広告を掲載し、批判を集めているのだとか。一体どんな内容だったのだろうか?

・ロンドンで波紋を呼んだ広告

この度、出会い系サイト『Match.com』が、ロンドンで新しい広告を展開した。それは女性のアップの写真に、「自分が気に入らない欠点でも、誰かは好きになってくれるはず」というキャッチフレーズがついたもの。

たしかに誰だって “自分が気に入らない欠点” を持っているが、この写真とフレーズの組み合わせはいけなかったようだ。なぜなら写真の中の女性は、赤い髪&ソバカスのお肌。そう、ここに先述のキャッチフレーズがくっついてしまえば、「赤い髪&ソバカス = 欠点」というふうにも読み取れてしまえるからだ。

・ネットの声「欠点ではなく、ただの肌の状態」

海外では「赤い髪」「ソバカス」にコンプレックスを感じる人もいるようだが、誰かに “欠点” と決めつけられれば複雑な気分になりそうだ。気にしていなくても、わざわざ “欠点” だと指摘されれば「大きなお世話じゃ!」と腹が立ってしまうかもしれない。

ということで、広告には批判が殺到。SNS 上にも「ソバカスは欠点ではなく、ただの肌の状態」「私にも欠点はある。でも自然に起こった肌の色素沈着は欠点ではない」「赤い髪とソバカスがある人に失礼」などの声が寄せられたのだった。

・出会い系サイトが謝罪

このような反応に対して、広告元の出会い系サイトはすぐに謝罪を行い、以下のように釈明しているとのことだ。

「私たちはソバカスを美しいと思っています。けれども、ソバカスなど他人とは違った部分に、コンプレックスを持っている人もいます。この広告には、そのような “他人と違う部分 = 欠点” という考え方は間違っていることを伝える狙いがありました。私たちの意図を正しく伝えられず、申し訳ありませんでした」

とここまで書いて、私(筆者)は、ある言葉を思い出した。私の顔にはソバカスがあり、かつてはあまり好きになれなかった。けれども、1人の化粧品売り場の店員さんから「ソバカスを隠そうとする人も多いけれど、隠しちゃダメ。魅力なんだから、存分に活かして」と言われて “小さな呪い” が解かれたような気分を経験した。今回の広告も、同じことが言いたかったのかもしれない。

参照元:The Telegraph(英語)、Twitter @Telegraph#loveyourimperfections
執筆:小千谷サチ

▼こちらが問題となった広告