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3月7日は「サウナの日」! ということで、私(佐藤)はかねてから確かめてみたいと思うことを、この日に実践した。それはサウナでかいた汗から、塩をとること。さらにそれで塩おむすびを作って、食ってみたいと思っていた。

一体どんな味がするのか? やはり自分の塩だから、自分の口に合うんじゃないの? 俺の塩をほかの人が食べたらどうなるの?

・歌舞伎町のサウナへ

私は昼から新宿・歌舞伎町のサウナへと出かけた。幸いなことに、この辺りにはサウナが数軒立ち並んでいる。そのなかで、過ごしやすそうな店をチョイスして入店した。

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・サウナ1時間でようやく汗収集

普段サウナを利用しない私は、結構あっさり汗を収集できるんじゃないの? と思っていたのだが、これが意外と大変。汗が出るには出るんだが、滝のように噴き出す訳ではない。ジワリジワリと流れる汗を、ハンドタオルで吹く。これをひたすら繰り返すのだ。

10分サウナに入って2分休憩。これを6回。つまり1時間サウナに入って区切りをつけた。汗が十分かどうかわからなかったが、そのタオルをジップロックに入れて持ち帰った。そして、ギューッと絞ってみると……。

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・量的には十分

おお! 思った以上に出た。塩をとるのに、汗が足りなかったらやり直しをしなければならなかったが、なんとか量的には間に合いそうだ。

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白く濁った私の汗をフライパンに移し、あとは加熱して水分を飛ばすだけ。これで塩がとれるはずである。

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・白い粉

コンロに火をつけると、すぐに液体が沸騰しはじめ、アッという間に水分が蒸発して、白い粉のようなものが残った。これは塩分に違いないだろう。そのほか不純物とかも入っていると思うけど、細かいことはどうでもいいや。

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塩おむすびを作る前に、味をたしかめてみることに。指につけてペロリと舐めてみると……。

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うわ! しょっぺえええ!! 汗臭いし。これは凝縮した汗だ。なんというか、その~、俺臭い! 自分臭い!!

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・塩をかき集めて塩おむすび

フライパンに付着した塩をかき集めて、ご飯を用意し、いざ塩おむすびッ!!

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塩が黄ばんで見えるのは気のせいだろうか? 私の汗が黄色かったのか、それともフライパンに元から付着していた汚れなのだろうか? 白いご飯のうえに塩を置いてみると、その黄ばみがやたらと際立つ。

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・俺の塩!

そんなこんなで、“俺の塩” を使った塩おむすびの完成じゃい! どやッ!!

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自分の塩で塩おむすびを作ることは可能だった。気になるのは味だ。自分の塩だから、きっと自分の口には合うはず。いや、合わなきゃおかしいだろ。だって、自分の汗が原料だぞ。

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・嗅ぎ慣れた自分臭

おむすびにして食べてみると、一口目の味は普通の塩おむすび。しかし、次第に強い塩気を感じると共に、嗅ぎ慣れた自分臭が……。やっぱしょっぺええ!!

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ちなみに勇敢な中澤記者と営業担当の篠宮が、私の塩を味見してくれた。2人とも答えは同じで、汗の味とのことだった。

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私が想像した以上に汗の味だった。これならスーパーやコンビニで塩を買ってきた方が、簡単でより美味しくなるので、絶対に真似しないようにして欲しい。時間と手間のムダである。

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塩を収集するプロセスの詳細は次のページへGO! だ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼佐藤の塩を舐める中澤記者のリアクション