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今から28年前の1988年、ファミリーコンピュータ用ソフト “桃鉄” こと『桃太郎電鉄』が発売された。鉄道会社の運営をモチーフにしたすごろく型ボードゲームで、これまで家庭用ゲーム機としては21作、携帯用アプリとしては13作がリリースされている。

シンプルながらも奥深いゲーム性は老若男女問わずに人気を博し、特にキングボンビーの存在はプレイヤーを恐怖のどん底に叩き落とす、ある意味ゲーム界最強のヒール(悪役)であった。そこで今回は、桃鉄にまつわる思い出をあるある形式でお届けしたい。

・桃太郎電鉄あるある50

その01: 気合いを入れて99年でスタートする。
その02: 1人でも15年くらいで飽きてくる。
その03: それでも99年をやりきるのが、真の桃鉄ファン。
その04: もちろんオール買い占め、オール増資さ。
その05: 4人プレイの場合は10年が限界。
その06: ぶっちぎりでビリのヤツが、あからさまにやる気を失くす。
その07: 知り合い同士でプレイしていると、報復が怖くて意外と妨害系カードが使えない。
その08: 特に序盤は、ゴール寸前なのに全員ピッタリが出ないで立ち往生。
その09: 集中力が切れてくると、誰がどのコントローラーかわからなくなる。
その10: CPU「さくま」の強さは異常。
その11: CPU相手に「閻魔」は入れられても「さくま」は入れられないほど圧倒的な強さ。
その12: その土地の名産は桃鉄で覚える。
その13: その土地の駅名も桃鉄で覚える。
その14: まずはコツコツ、利益が高くて物件が安い飲食店系を買いあさる。
その15: 小さな駅でも独占したときの爽快感は格別。
その16: 独占寸前なのに、1件だけ買われているときのスッキリしなさ。
その17: 最初から畑を買うヤツは馬鹿。
その18: 金がたまってきたら、仙台・福岡・札幌などの地方都市を買い占めるのが必勝パターン。
その19: 自分に縁がある地元などは絶対に買い占めたい。
その20: 冬場はなにがなんでも赤マスに止まらない。
その21: そういう時に限って目的地がハワイで、泣きながら赤マスに止まる。
その22: 後半になるにつれ、金銭感覚がおかしくなっていく。
その23: 序盤、たまたまゲットした「特急周遊カード」は神。
その24: 常に急行系カードが無いと不安。というか戦えない。
その25: どれだけ効率よく急行系カードを手に入れるかで勝敗が決まる。
その26: 特急カードを使って、3マスしか進めなかったときの絶望感。
その27: いざという時のためのリニアカード。
その28: ぶっとびカードは上手に使いこなすと強力。
その29: ただし、目的と逆方向に行く可能性も大。
その30: たまに、ぶっとんだのに3マスくらいしか進まないときがある。
その31: ゴール付近で「みなぶっとびカード」を使われるとマジで腹が立つ。
その32: しかも貧乏神の射程距離になったら、顔色が変わる。
その33: 結局使われずに捨てられる、バキュームカード。
その34: 長崎びわゼリーのお得感は異常。
その35: すりの銀次のえげつなさも異常。
その36: ナマハーゲンの暴走ぶりも異常。
その37: だが、それらが可愛くみえるキングボンビーの恐怖こそ真の異常。
その38:「おや?」で戦慄が走る。
その39:「ミニボンビーこい! ミニボンビーこい!!」と必死に祈る。
その40: キングボンビーになった瞬間、殺伐とした空気が流れる。
その41:「とにかく1ターン目でリニアカードさえ使えれば……!」
その42: その希望も全カードを捨てられて、あっさりと破れる。
その43: 次々と売られていく思い入れある物件たち。
その44: 最初は自分でどの物件を売るか考えるが、結局秘書任せになる。
その45: 自分だけボンビラス星に送り込まれたときの絶望感。
その46: それは他のプレイヤーにとって安らかな時間。
その47: ある意味キングボンビーよりタチが悪いハリケーンボンビー。
その48: やっとの思いでキングボンビーをなすりつけた瞬間、貧乏神に戻る。
その49: 桃鉄とは結局、キングボンビーとの戦い。
その50: そろそろ完全新作をプレイしたい。

参考リンク:桃太郎電鉄公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.