spacysound

人類初の月面着陸を達成し、宇宙開発史にさん然と輝く結果を残したアメリカのアポロ計画。ニール・アームストロング船長が月面を歩く様子は、1960~70年代のアメリカを象徴する映像だ。そんなアポロ11号の成功は、その前のアポロ10号が持ち帰った成果に大きく起因している。

なぜなら、アポロ10号の目的は月面着陸のための全手順を実際に確認すること。言わば11号の予行練習である。そして、10号が持ち帰ったデータの中に、月面周回中に宇宙空間から音楽が聞こえて来たというものがある。このデータはNASAによって2008年にテキストが公開されているが、今回ついにその音声が公開されたためお伝えしよう。

・宇宙から聞こえる謎の音楽

衝撃的なこの音声は、2016年2月21日にアメリカ「ディスカバリーチャンネル」にて放送された。本放送にはアポロの宇宙飛行士たちが出演。当時の状況などを語っている。問題の音声は動画の2分17秒から。飛行士の1人が、外宇宙から音楽が聞こえると訴える。「君は聞こえるか? ヒューヒューした音だ」と。

それについてもう1人の飛行士は「Yes」と答え、「フウウウウゥゥゥゥ」と音の真似をする。彼らはこの音について「宇宙的な音楽」と表現している。そしてそのやりとりのバックでは、謎の音が鳴っている。もし宇宙空間でこんな音が突然聞こえて来たら、宇宙人の存在を信じてしまうかもしれない……。以下がこの映像を見た海外のネットの声である。

・海外の声

「カニエ・ウェストよりエイリアンの音楽の方がまだ良い」
「地球や太陽の磁気フィールドのように相互作用粒子が溜まっていく音に聞こえる」
「アポロ11号のビデオはよ! 無理だろうけど」
「宇宙の風や!!」
私は60年代NASAで働いていたが、私たちは一度も月には行ってない
「そして彼らはピンクの象とユニコーンに会った」
「なんでこの47年後の今……」
「なんか聞こえる? エンジン音じゃないの?」

この音は「無線機や月面モジュールが互いに干渉した結果」の可能性が高いと予想されているが、果たして真相はいかに。まずはどんな音なのか、実際に動画で確認してみて欲しい。そこから信じるか信じないかはあなた次第だ。

参照元:CNN(英語)、Youtube
執筆:中澤星児

▼謎の音楽は2分17秒から!

▼こちらはPart2