2016-02-12 13.18.43

OK Go(オーケー・ゴー)」と言えば、1台のカメラを1度も止めないで驚きの映像を作り出す、いわゆる “ワンカメラ・ワンカット” のミュージックビデオでグラミー賞を受賞している、アメリカの4人組人気バンドだ。

そんな OK Go が2016年2月11日、今度は人類史上初の無重力状態で撮影されたというミュージックビデオ(MV)を公開した。その驚愕の映像は音楽ファンならずとも絶対に観ておくべき内容となっているぞ!

・新作のタイトルは「Upside Down & Inside Out」

新作のタイトルは「Upside Down & Inside Out(アップサイド・ダウン&インサイド・アウト)」。そして注目のMVは、ロシアの宇宙開発組織ロスコスモス、ガガーリン宇宙飛行士訓練センター、エス・セヴンという航空会社からの協力を受けて制作されたという。

MVの撮影では、宇宙飛行士の特別機が空中を放物線上に飛んだ際に生まれる無重力状態を利用したらしいが、1回の無重力飛行で生まれる無重力空間はわずか27秒なのだそうだ。そのため、8回連続してカメラを回すことによって合計216秒の無重力状態を発生させ、1曲分のMVを完成させたとのこと。

・全くの「ノーCG」

動画を見てみると、まず4人のメンバーが機内の座席に座り、ノートパソコンを音楽のリズムに合わせて開いたり閉じたりするシーンから始まるのだが、そのノートパソコンを放り投げた瞬間! 

パソコンが宙に舞い始め、メンバーも次々とフワフワと浮遊しながら機内を移動し始めたではないか!! 何よりも注目すべきは、この映像が全くの「ノーCG」であるということだ。

・機内は無重力のお祭り騒ぎ状態。

その後、2人のスチュワーデスが登場してクルクルと回り始めたかと思うと、今度は大小のカラフルなボールやミラーボールが放たれたり、終盤にはペンキのような液体がぶちまけられたりと、もう機内は無重力のお祭り騒ぎ状態である。

見ているだけで楽しくなってしまうこの動画は公開からたった10数時間でなんと1750万回を超える驚異の再生回数を更新している。リリースする度に話題になるOK Goのミュージックビデオだが、今回は今まで以上にヒットする予感大だ。

参照元:Facebookoricon
執筆:K.ナガハシ