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百猫百様。十猫十色。猫の数だけ、その個性は違う。おシャイさんから、おしゃべりさん、いばりん坊から甘えん坊まで、本当に猫って色々と愉快なんだ! なので猫と一緒に暮らし始めると、もっとたくさんの猫とお知り合いになりたくなるもの。でも、一緒に暮らせる頭数には “限界” がある……。

だが、しかし! 今回ご紹介する女性は、なんと1100匹もの猫と暮らしているのだとか!! “おとぎ話かよっ” とビックリしてしまうような数だけれど、一体彼女はどんな生活を送っているのだろうか? 動画『Ultimate Cat Lady: Woman Shares Her Home With 1,100 Felines』で確認してみよう!

・1万4700坪もの広大な敷地に、1100匹のニャンコ

現在、米カリフォルニアで、300匹の子猫と800匹の成猫と一緒に暮らす、リネア・ラタンツィオさん(67)。彼女が運営する団体『Cat House on the Kings』の広大な敷地には動物病院、集中治療室、老猫・子猫専用部屋、キッチン、ストーブなどの施設が点在しており、その間を猫たちがウロウロしているという。

ちなみに敷地面積は、約1万4700坪! イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』のアルバムジャケットを飾ったことでも有名な超高級ホテル「ビバリーヒルズホテル」とほぼ同じ敷地面積のようだ。

基本的には猫たちはケージには入れられておらず、みんな施設の中や外を自由に行ったり来たり。「逃げちゃわないの?」と心配になってしまうが、敷地の周囲には猫用フェンスが張り巡らされているのでご安心を。

・これまでに一緒に暮らしてきた猫は……約2万8000匹!

ラタンツィオさんが猫たちと暮らし始めたのは、1992年のこと。父親から「新しい猫を見つけてほしい」と頼まれたので、15匹の子猫を動物保護施設より連れて帰ってきたことがキッカケなのだとか。

その後、ずっと捨て猫や野良猫を保護・譲渡する活動を行ってきた彼女。1992年に計96匹の猫の保護・譲渡を達成して以来、これまでに約2万8000匹もの猫と暮らしてきたそうだ!

・年に、約1億9000万円もの費用がかかる

元々彼女は5つの寝室を備えた家に住んでいたが、約60匹の猫と犬と暮らすようになり、「もう、限界!」とより広い土地に引っ越すことを決意。2004年にある人物から寄付された土地を売却し、現在の土地を購入することが出来たという。

ラタンツィオさんは動物看護士として働いているようだが、それでも毎日の維持費はバカにならない。人件費、食費、トイレ、医療費など、年間160万ドル(約1億9000万円)もの費用がかかるとのことだ。

・目標は「全ての猫に飼い主を見つけること」

今では寄付などが集まってくるというが、この生活を始めた最初の7年間は、もっと大変だったとラタンツィオさんは話している。「退職金を全て使い果たし、車やウエディングリングを売って、お金を捻出しました。猫以外は、何1つ大事ではないってくらいにね」。

猫アレルギーだったりと大変なこともあるが、動画の中のラタンツィオさんの表情は穏やかで、猫との生活を楽しんでいることが伝わってくる。けれども彼女の最終目標は、あくまでも「全ての猫に飼い主を見つけること」だそうだ。

参照元:The Cat House on the KingBarcroftTV(英語)アップルワールド(日本語)YouTube
執筆:小千谷サチ

▼ラタンツィオさんと1100匹の猫たちが暮らす動画

▼本当にたくさんの猫がいるんだよ!

▼みんな仲良く暮らしているみたい

▼猫たちはラタンツィオさんが大好き

▼Amazon でお買い物して、寄付出来る仕組みもあるんだよ

▼お手伝いするスタッフさんたちも大勢

▼子猫さんもいるよ!