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現代の「テニスの女王様」といえば、セリーナ・ウィリアムズさん。2015年にはシーズンを通してナンバーワンに君臨し続け、全豪・全仏・ウィンブルドンでタイトルを獲得するなど、その大活躍で4年連続でWTA(女子テニス協会)最優秀選手に選ばれた。

そしてこの度、米スポーツ・イラストレイテッド誌の「今年最も優れたスポーツ選手(Sportsperson of the Year)」も受賞したウィリアムズさんだが、その受賞スピーチが感動的だったと話題となっている。彼女は、どんな言葉を語ったのだろう?

・「今年最も優れたスポーツ選手」

「この賞を受賞することで、多くの女性を勇気付けることが出来ればと思っています」。そうセリーナ・ウィリアムズさんが心の内を語ったのは、2015年12月16日に開催されたスポーツ・イラストレイテッド誌の「今年最も優れたスポーツ選手」授賞式でのことだ。

その様子が動画で公開されているが、セリーナさんは現状に甘んじず、「今すぐ家に帰って、トレーニングをしたい気分だわ」と更なる高みを目指すことを誓い、何かを達成する秘けつは「自分を信じること」だと話している。

「何を達成するにしても、訓練や努力、意志の強さが必要です。でも最も大切なのは、自分を信じること。あなたは自分が勝つことを信じなければならない。自分が、自分のチアリーダーにならなければならないのです。ありのままの自分を支えてあげて下さい」

・「私は見下されてきました」と語るウィリアムズさん

しかしその裏には、ツラいことや孤独なこともあったようで、ウィリアムズさんはこれまでの道のりがいかに波乱に満ちたものだったかも明かしているのだ。

「私は見下されてきました。私はみんなと違った容姿、人よりも強そうな見た目をしているので、人々は私のことを悪く言ってきました。肌の色で無視されたり、女性だからと軽んじられてきました。これ以上、四大大会のタイトルを獲得できないと言う人もいました。でも、私は今日ここに立っています。これからも進み続けます」

そして黒人女性作家・詩人であるマヤ・アンジェロウさんの詩「スティル・アイ・ライズ(Still I Rise)」の一部を引用し、スピーチを締めくくったのだった。

私たちの多くは、“世界一” のウィリアムズさんの目の前に、何が広がっているか知らない。けれども今回のスピーチで、彼女がどんな風景を眺め、どんな気持ちを抱いてるのか、ちょっとだけ垣間見ることが出来た気はしないだろうか?

参照元:YouTubeIndependentWTATennis.com(英語)
執筆:小千谷サチ

▼今回のウィリアムズさんのスピーチがこちら