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台湾の国民的ドリンクと言えば「タピオカミルクティー」……だけじゃない! 何と言ってもヤクルト緑茶。文字通りヤクルトと緑茶を混ぜたもので、奇怪な組み合わせと見せかけてコレがウマイ! ヤクルト緑茶の虜になった日本人も多いという。

・ヤクルト緑茶を日本でも飲みたい

そんなヤクルト緑茶を日本でも飲みたい。何とか日本で買えるもので再現できないかと、試行錯誤した結果……以下のレシピに辿り着いたので報告したい!

まず筆者(沢井)が飲んだヤクルト緑茶についておさらいしたい。台湾のドリンクチェーン店『50嵐』では、中杯(レギュラーサイズ)にヤクルト2本をブチ込んでいた。台湾のドリンクスタンドの中杯と言えば、大体500mlくらいだ。緑茶500mlに対しヤクルトは2本で作ってみることにした。

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【材料】

甘みがあるまろやか系緑茶:500ml
ヤクルト2本
ガムシロップ:好きなだけ

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【作り方】

1.緑茶とヤクルトを豪快に混ぜる。

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2.ガムシロップを入れる。味見しながら好きな甘さになるまで入れよう。

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・台湾夜市の味キターッ!!

筆者は「微糖」が好きなので、ガムシロを1個半ほど入れてみた。よーくかきまぜて、さっそく飲んでみると……キタ、キタ、キターッ!! 台湾夜市の味キタァァーッ! ヤクルトの味わいを残しつつも、緑茶が乳酸菌飲料のまったり味を引き締め、キリっとした爽やかな美味しさに。いやはや、これは完全に台湾の味、これはアリだ!!

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実は、作るにあたり2点不安があった。まず一つ目が、日本と台湾のヤクルトは少し違うということ。まず量が違う。日本が1本65mlなのに対し、台湾は100mlだ。しかし、味は心なしか日本の方が濃い気がする。量は少なくても、味が濃ければ大丈夫……とは思っていたが、ここまで近い味になるとは思わなかった!

・ポイントは緑茶の種類 / まろやかな甘いお茶を

2つ目の不安ポイントは緑茶の味だ。一般的に日本の緑茶は渋みが強く、台湾のものは茶葉本来の甘みが前に出て非常にまろやかだ。実際に抹茶粉入りの日本茶で作ったヤクルト緑茶はお茶とヤクルトが喧嘩して、全く美味しくなかった。

なので “甘み” を推している「綾鷹まろやか仕立て」を使ったわけだが、これが大正解。日本で作る際は是非とも “甘み” がある “まろやか” な緑茶で作ってほしい!

・台湾のいいお茶も作ってみた

余談だが、台湾の「阿里山茶」でも作ってみたぞ。以前、阿里山に行ったとき150グラム3000円だったかそれくらいで買ったちょっとエエお茶だ。同じ分量で作ってみたところ……

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ヤッベェェェェェ!! ウメエエエエ! 阿里山茶の特徴であるミルキーな甘い香りとヤクルトが混ざりあい、そして茶葉の瑞々しい香りにうっとりする。目を閉じるとお花畑が見えるレベル。これは異常にハイグレードなヤクルト緑茶になってしまった……。

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美味しさで言うと、阿里山茶で作ったヤクルト緑茶の方が断然上だが、夜市の庶民的な味の再現なら綾鷹で十分だ。台湾人に「ヤクルト緑茶を家で作った」と話せば、「コイツ……やるな!」と思われること間違いなしだろう! ぜひ試してみてくれよな!!

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼これとガムシロがあれば、台湾の味が再現できるぞ!
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▼目を閉じれば、夜市が広がるレベル
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▼美味しいよ!
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