正反対の性格なのに惹かれ合ってしまう男女がいるが、どうやら動物の世界でも、似たようなことが起こるようだ。

というのも、本来なら捕食者と獲物という反目し合う立場にいる動物の間で、熱い友情が芽生えたのである。ロシアのサファリパークでエサとして放り込まれたヤギが、トラと仲良しになってしまったというのだ!! そんな、ちょっと微笑ましい出来事をお伝えしたいと思う。

・捕食者と獲物の間に熱い友情が!?

捕食者と獲物の間で意外な出来事が起きたのは、ロシアのシュコトフスキーにある「 Far Eastern Safari Park:ファー・イースタン・サファリパーク」だ。そこで飼われているトラのアムールは、週に2回、囲いに放り込まれる生きたウサギやヤギをエサとしている。

そして、獲物としてアムールの囲いに入れられた黒ヤギも、通常通り、アムールに食べられてしまうはずだったのだ。

・全くトラを怖がる様子がない肝が据わったヤギ

しかし、この黒ヤギは今までトラを見たことがなかったからか、なぜか、全くアムールを怖がる様子がなかったのだとか。堂々とトラに近寄ったヤギは、なんとアムールと仲良しになり、挙句の果てにはトラの寝床を奪ってしまったというのだ! 

トラに関する前知識がなくても、動物の本能で危険を察知できそうなものだが、きっと、このヤギは肝が据わりまくっているに違いない。

・名無しだったヤギをティムールと命名!

すぐ食べられてしまうエサだったため、名前すら与えられていなかった黒ヤギは、その勇敢さをたたえて ‟ティムール” と命名されたそうだ。「アムールとティムール」とは、なんとも語呂合わせが良いネーミングである。

毎日一緒に散歩するようになったという二頭だが、アムールの飼育員は、勇敢なティムールと警戒心の強いアムールの性格によって、二頭の立場が逆になったのではないかと語っている。

捕食者と獲物という立場とはいえ、この二頭には、何か通じるものがあったのかもしれない。これからアムールとティムールが、サファリパークで大人気となることは間違いないだろう。

参照元:TwitterThe Siberian TimesMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼エサになるはずだったヤギがトラと仲良しに!

▼囲いの中で過ごすアムールとティムールの様子を写した動画