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とてもではないが、自分では不可能だと思うことをやってのける人を見ると、「人間ってスゴいな!」といつも思わされる。それが、身体的なハンディキャップを負った人物なら、なおさらである。

そんな、誰が見ても感銘を受けてしまうだろう選手を紹介したい。彼は、生まれながらの先天性異常で下半身が不随になってしまったにもかかわらず、車椅子で2回転宙返りなど、信じられないようなスタントをキメてしまうのである!! 彼の超クールなスタントは、動画「Wheelchair Freestyle – Wheelz – Gnarly!」で確認できるぞ!

・車椅子の少年がエクストリーム・スポーツに挑戦!

米ネバダ州出身で23歳のアーロン・フォザリンハムさんは、二分脊椎症(にぶんせきついしょう)という先天的な障害を持って生まれてきた。脊柱管の中にあるべき脊髄が、脊柱の外に飛び出た神経障害のため、彼は下半身不随となり車椅子での生活を余儀なくされてしまう。

だが、小さい頃から兄に付いて、スケートボードパークへ通うようになったアーロンさんは、競技用自転車のBMXやスケートボードといった、エクストリーム・スポーツに熱意を燃やすようになる。そして彼が8歳の時、自転車やスケートボードの代わりに、車椅子を使ったスタントを練習し始めたのだ。

・14歳で世界初となる車椅子での宙返りを達成!!

‟車輪” を意味する「Wheels:ウィールズ」との愛称で親しまれているアーロンさんは、友人の助けを借り、エクストリーム・スポーツができるよう車椅子を改造。こうして、車椅子の技を上達させていった彼は、14歳の時に、ついに世界初となる車椅子での宙返りを達成したのである!!

しかし、車椅子で技をキメるには相当な困難を伴うようで、米MTVの番組『MTV Nitro Circus ~激突!おバカ☆ライダー~』に出演した時は、地面に激突して完全に意識を失ってしまったという。

・多くの若者や身体障害者のインスピレーションに!

彼の動画を見ると、そびえ立つジャンプ台から滑り降りた時に、着地に失敗してヘルメットが木端微塵になるシーンも登場し、どれほど車椅子のスタントが危険かつ困難であるかを物語っている。

一度は、車椅子でのスタントを諦めようと思ったこともあったそうだが、「成功する直前が一番ハードなんだ」と自分に言い聞かせ、常に前進し続けたという。そんな彼の意志の強さは、多くのエクストリーム・スポーツを愛する若者や、身体に障害を抱える人達のインスピレーションになっているそうだ。

やはり、「自分は絶対にコレが好き!」という情熱を持っている人は、簡単にはくじけないのではないかと思う。‟成功する直前が一番ハードなんだ” という彼の言葉には、障害を乗り越え、不可能を可能にした人のみが理解できる、何かが込められているに違いない。

参照元:YouTube[1] [2]Business Insider(英語)
執筆:Nekolas

▼車椅子で超クールなスタントをキメるアーロンさん

▼14歳で世界初となる車椅子での宙返りを達成!!