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G、ヤツ、アレとその “恐ろしさ” から名前を呼ぶことすらためらわれる、我らがゴキブリ。恐竜よりも前にこの世に誕生したと考えられており、首を切った後も2週間も生き延びると言われている、まさに “最・強・生・物” だ。

そしてこの度、更なるゴキブリの強さが明らかになったという。なんと、「ゴキブリの噛む力は人間の5倍。自分の体重の50倍」との調査結果が報告されたというではないか! ああ、無駄に強いぜゴキブリ!!

・体重の50倍! 人間の5倍のあごの力

今回、調査を行ったのは、ケンブリッジ大学動物学部のトム・ワイマンさんが率いる研究チーム。何種もの昆虫の “噛む力” を計測したところ、ワモンゴキブリの噛む力は体重の50倍! 人間の噛む力の5倍に匹敵することが、判明したのだ。

ギャア! こんなことを聞いてしまえば、さらにゴキブリが嫌いになってしまうじゃないか!! あの強靭(きょうじん)なあごに噛みつかれた日には……おお、想像するだけで恐ろしい。

・硬い物質に直面したときに、あごの力を解き放つ

まず研究チームは、小型のギロチンのような装置にゴキブリを仰向けで止めて、頭を固定。センサーの上でゴキブリに物を食べさせ、噛む力を計測したという。

そしてチームは、“弱く短いタイプ” から “力強く長いタイプ” まで、実験用ゴキブリに300回の様々な噛みつき行動を起こさせ、分析を行った。

すると木などの硬い物質に直面したときに、ゴキブリが強い “噛む力” を発揮することが発覚。強い負荷がかかる反復作業をこなすために、あごの筋線維を活発化させ、力を引き上げることが分かったのだった。

・ゴキブリから発想を得るために

しかし、なんでまた “ゴキブリの噛む力” なんか調べたのか? その理由として、「多くの生態系で、昆虫が重要な役割を担っている。この調査結果も、 “生物から発想を得た技術(生物発想エンジニアリング)” の役に立つと考えられる」と説明されている。

とはいえ、ゴキブリがどうやってそのような反復される力に耐えているかは、明らかになっていないのだとか。まだまだ、ゴキブリの謎は深そうだ……。

参照元:The GuardianThe Telegraph(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:Rocketnews24.