ジャーマンシェパードと言えば、賢くて忠誠心が強い犬として有名だ。その性質ゆえに警察犬としても採用されており、キリッとした表情が魅力の1つ。“かわいい” と言うより、どちらかと言うと “カッコいい” 犬である。

今、そんなジャーマンシェパードの意外すぎる表情をとらえた1枚の写真が、世界中で話題になっている。それは、みんなが知っているあの精悍なジャーマンシェパードではない。明らかにビビっているのだ。しかしその姿は、「感動的だ」「素晴らしい」と絶賛されているぞ。

・ラペリングなう

問題の写真を見てみると……そう、ジャーマンシェパードが人と一緒にラペリング(降下訓練)をしているのである。ラペリングとは、ビルやヘリコプターなどの高所から、ロープを伝ってスルスルっと降りてくるアレ。アクション映画などでよく見るやつである。そりゃ、ビビった表情にもなるわ!

・カナダの警察犬

このジャーマンシェパードは、カナダ・バンクーバーの警察犬、ニコ。写真を見たら、「ニコは相棒である警察官のことが好きすぎて、訓練中なのに離れなかったのかな?」と思ってしまうが、どうやらそうではないらしい。ラペリングは、ニコの訓練なのだとか。

「何て過酷! どう見ても怖がっているのに大丈夫か?」と、読者の中には心配になってしまう人もいるかもしれない。しかし、ニコは訓練中ずっとビビった表情をしていたわけではないそうだ。あくまでも、その一瞬をとらえた写真とのこと。

また、ニコはゆっくりではあるものの訓練を完璧にやり遂げ、相棒の警察官からご褒美をたくさんもらったらしい。よかった、よかった。ハードな訓練をしたことが報われて何よりである。

参照元:wpxi.comFacebook(英語)
執筆:和才雄一郎

▼こちらがその写真。バンクーバーの警察署がFacebook で公開して話題になった