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目の前でイジメが起こったら、どんな対応をとるかは人それぞれだ。以前、「ダウン症のチアリーダーへのイジメを目撃したバスケ選手が、試合中にも関わらず助けに入った」というニュースをお伝えしたことがあるが、さて、私たちは彼らみたいに勇敢に振る舞えるだろうか?

そこで今回は、「子供のイジメを目撃したら、大人たちはどうするか?」という実験をご紹介しよう! その模様は、動画『Who Will Stop the Bullying? 』に収められているのだが、“自分はどうするかな?” と考えながら見てほしい。

・バス停での少女たちの会話

3人の少女が、バス停で座っているシーンから始まるこの動画。どうやら2人の少女が、1人の少女に嫌な言葉をかけてイジメているようだ。

「あんたに友達なんているの?」
「知ってる? あんたの誕生日に行きたくないからって、ダンスチームのみんなは仮病を使ったんだよ」
「ミュージカルのオーディション受けたんだってね。みんな、あんたが死にそうな豚みたいな声だったって言ってたわ。そんなんで役がもらえると思ってるの?」

うう……嫌な言葉だなあ。しかしイジメられている少女は、黙ってうつむいたまま。そうだよね。イジワルされても、怒りを上手く表現できないことってある。

・周囲の大人「クソみたいなこと言うのはヤメろ」

しかし周りの大人は、そんなイジメを見過ごさなかった。例えば、少女たちが「あんたはメイクしないとダメだね」と言った途端、隣に座っていた女性から「いいえ、必要ないわ」との言葉が飛んでくる。

また「あんた本ばっかり読んでるから、みんなが気味悪がってるよ」という言葉を聞いた男性は、「その子をイジメるな。本を読み続ければいいじゃないか」と止めに入るのだ。

他にも「自分も同じ扱いを受けたらどう思う? そんなことして楽しいの?」「クソみたいなこと言うのはヤメろ」「その子に手出しするのはやめてくれないか?」「そうやって誰かを扱うと、その人の自尊心を傷つけてしまうのよ」などの言葉で、大人たちが援護射撃を行ったのだった。

・ハーモニカを吹き始める男性も

中には “こっちに来なさい” と身振りで示して少女を避難させる女性や、イジメられている少女に「このバスで一緒に座る?」と話しかける子連れの女性。そして、ハーモニカを吹いてみせ、少女を和ませる男性も……。そうか、こんなふうに助けることもできるんだね。

・ネットの声「最後のハーモニカの音色に涙」

さて、この動画を見て人びとはどう思っただろう? ネット上に寄せられたコメント欄を見てみると、様々な言葉が集まっていた。

「本物のイジメはこんなに分かりやすくない。周囲に気付かれないよう、陰湿に行われるんだ」
「この動画を見て、もうちょっと人を信じられそうな気がした」
「最後のハーモニカの音色を聞いて涙が出た」
「イジメを止めなかった大人が収録されていないけど……、本当にいなかったの?」
「みんな止め方が甘すぎるよ。俺ならイジメっ子たちを泣かせるな」
「もっと暴力的なイジメを目撃したときは、みんなどうするかな?」
「これが “本物の実験” かどうかは分からないけど、この大人たちみたいに行動できるといいね」
「少女の悲しげな表情に胸が締め付けられる。僕もイジメられていたんだけど、あの頃から成長できない自分がいるんだ」

誰だってイジメを目撃する可能性はある。そのとき自分は、動画に登場した大人たちのように振る舞うことができるだろうか? また、日本で同様の実験を行ったら、どんな結果になるだろう?

参照元:YouTubeMail Online(英語)
執筆:小千谷サチ
Media Credit:Up TV/Rob Bliss Creative

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