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アメリカの歴史や西部開拓時代の知識がない人でも、伝説的なアウトローで銃の早撃ちで有名だった ‟ビリー・ザ・キッド” の名前を、一度ぐらいなら聞いたことがあるのではないだろうか。

ビリー・ザ・キッドは数多くの映画や小説でも描かれ、アメリカでは西部劇の英雄として人気を博してきた人物だ。そんな、彼の新たな写真が発見されて大きな話題となっている。しかも、元値2ドル(当時のレートで約160円)の写真が、500万ドル(約6億円)もの価値があると推定されているというのだ!!

・ビリー・ザ・キッドの新しい写真が発見される!!

2010年に米カリフォルニア州のフレスノの骨董品店で、ランディ・ワイハロさんという男性が、10センチ×13センチほどの古いモノクロ写真を2ドルで購入した。写真には、15人ほどの人がクリケットをしたり馬に乗っているところが写っており、その中の一人がビリー・ザ・キッドに似ていると、ランディさんが専門家に鑑定を依頼していたのだ。

・数年にわたる調査の結果、ビリーであることは間違いない模様

鑑定の結果、写真は1878年に撮影されたもので、顔認識ソフトウェアで写真に写っている4人が、ビリーの友人であることが判明したとのこと。さらに、状況的な背景を確認するため調査を続けたところ、写真に写っている人物の日記を発見し、彼らは、あるカップルの結婚式に出席するために集まっていたことも明らかとなった。

さらに写真の撮影場所が、ビリーを雇っていたジョン・タンスタールという人物が、ニューメキシコ州に所有していた牧場であることも分かった。数年にわたる鑑定と調査の結果、写真の左から4番目の人物が、ビリー・ザ・キッドであることは間違いないと結論付けられたのである。

・元値160円の写真が6億円もの価値に!

これで、ビリーの写真は2枚目の発見となり、ランディさんが2ドルで手に入れた写真の価値は、500万ドル(約6億円)にものぼると言われている。最初に発見されたビリーの顔写真は1873年に撮影されたもので、2011年に230万ドル(当時のレートで約1億8500万円)で落札された。

ちなみに、1881年、ビリーはニューメキシコ州で保安官に射殺され帰らぬ人となり、それ以来、西部の伝説的なアウトローとしてアメリカ国民に親しまれ続けている。

ランディさんが見つけた写真についてのドキュメンタリーが、米ナショナルジオグラフィック局で製作され、先日放送されたばかりだそうだ。今回の発見を機に、再びビリー・ザ・キッドブームが巻き起こるかもしれない。

参照元:YouTubeFOX NEWSthe guardian(英語)
執筆:Nekolas

▼「ビリー・ザ・キッド」の新たな写真が発見されたニュースを伝えた動画

▼こちらが骨董品店で購入された写真。左から4番目の人物が、ビリー・ザ・キッドだという