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世界最強の武僧集団として知られる少林寺。武術の “型” は700以上存在すると言われているが、その長い歴史のなかで失われていったものも少なくない。

そんななか、2004年、ある武僧が失われたかと思われた幻の絶技「一指禅(いっしぜん)」を会得! その絶技を披露する様子が、最近カメラに収められ話題となっている。さっそく動画「Shaolin monk stands on one finger」で確認してみよう。

・伝説の絶技「一指禅」!

近年、習得されることのなかった秘技「一指禅」。人差し指に全身の気を集めるという秘技中の秘技だ。その威力は極めて強く、一発で敵の体表面にダメージを与えるだけでなく内臓まで揺るがすという。まさに一撃必殺の技なのだ。

・少林寺僧が実際に披露して話題に

2015年10月4日、中国・遼寧省でその絶技が実際に披露されたそうだ。動画には一人の武僧が映し出されている。彼は指に気を集め攻撃……ではなく、指だけで自分の体を支えようというのだ! 人差し指のみの逆立ちである!!

たった一点で体重を支えるだって? 『ドラゴンボール』かよ!? と、言いたくなるが、武僧は確かに人差し指だけで逆立ちをしている。マジかよ、スゲェェッ!

この動画がYouTubeで公開されると世界中に拡散。「スゴイ!」「中国でしか見られない光景」と多くのネットユーザーが感心しているようだぞ。

・南少林寺のスーパー武僧・釈理亮法師

幻の秘技を披露したのは、“南少林” こと福建省・泉州少林寺の釈理亮(しゃく・りりょう)法師だ。彼の名前を聞いてハっとした人もいるかもしれない。先日、125mもの “水上走り” を成功させた少林寺僧その人。この2つの技のほか、ほぼ垂直の壁を走る「飛牆走壁」も会得しているスーパー武僧なのだ。

少林武術を広めるために国内外で、さまざまな技を披露している釈理亮法師。もちろん、中国武術における “気” の存在には懐疑的な声もある。しかし、彼の技が並大抵の鍛錬で会得できるものでないことだけは確かだろう。

参照元:YouTube [1] [2]和訊泉州少林寺(中国語)
執筆:沢井メグ

▼こちらがその動画だ!

▼「一指禅」をテレビで披露した際の映像

▼水上走りの動画はこちら