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ラーメンというと、どうも私(あひるねこ)はこってりした味を好む傾向がある。あっさりだぁ? それより背油持って来い! もう若者という年齢でもないのだが、味覚はまだまだヤングなのである。

そんな私と同じくこってりを愛する同胞にも、ぜひ一度食べていただきたいのが、府中にある『ふくみみ』の「中華そば」だ。ラーメン、というよりは中華そばという言葉がよく合うその一杯は、我々のようなこってり党の心をも射貫くこと間違いなしだぞ!!

・出会いは偶然だった

『ふくみみ』は、JR・京王線分倍河原駅から徒歩10分ほど、大通りから1本中に入った、住宅地のような静かな場所にある。

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実は、最初はラグビー日本代表キャプテン「リーチ・マイケル」選手が経営するカフェ『Cafe+64』に、サンジュン記者と訪れたのだが、そのちょうど向かい側に『ふくみみ』を発見。列ができていたので試しに並んで入ってみたのだ。この判断が、大きな収穫を私にもたらすことになる。

・特製中華そばを注文

外の列で少々待った後、店内に入るとさらに数名が座って待っていた。昼時とはいえ、かなりの人気店のようだ。券売機で「特製中華そば(800円)」の食券を購入。通常の「中華そば」は600円だった。良心的なお値段じゃないか。よし、「豚まぶしご飯(200円)」もいってみよう。

・こってり派の私に響くのか

前述の通り、私はどちらかというと、こってり派である。そんな私にこのシンプルな中華そばが響くのだろうか。若干の不安を胸に、早速頂いてみる。ウ、ウマい……。ウマいぞぉぉぉぉおおお!!! あっさりしているが、しすぎていない。スープには脂がけっこう浮いていて、こってり派には嬉しいのだが、脂っぽさはゼロな絶妙な味わい。

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・シンプルなラーメンを極めし一杯

麺は博多ラーメンのように細いストレートで、スープと絡むと、どこか懐かしさを感じさせる優しい食感だ。チャーシューもホロッとほぐれるくらい柔らかくてめちゃウマ! 

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あっさりめな中華そばと聞いて、食堂のラーメンのような簡素なものを想像してもらっては困る。「シンプルなラーメンをこだわりまくって作ったら、こうなりました」的な至高の一杯なのである。

・サイドメニューも頼むべき

一緒に注文した「豚まぶしご飯」も忘れてはいけない。ゴロッとしたチャーシューと白髪ねぎがたっぷりとのっている。これが200円かよ! 胡椒がいい感じに効いていて、これだけでビール数杯イケそうな気がするぞ。

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・バック・トゥ・ベーシック

『ふくみみ』は最近のラーメン屋のように、パンチのあるお店ではない。しかし、食べ終えて外に出たとき「ウマいラーメン食べたなぁ……」と、しみじみ感じるようなお店なのだ。いろんなラーメン屋を巡っている人も、一度『ふくみみ』で基本にかえってみてはいかがだろうか。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 ふくみみ
住所 東京都府中市美好町1-19-6 伊藤コーポ1F
時間 11:30~14:30(売り切れ時終了の場合有り)
休日 月曜・日曜

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼特製中華そば(800円)
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▼あっさりだが、あっさりすぎない絶妙さ
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▼ストレート細麺だ
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▼こってり派にも刺さるぜ
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▼豚まぶしご飯(200円)
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▼ビールが欲しくなる!
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▼サンジュン記者が注文した「辛味ご飯(250円)」
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▼こちらもウマそうだ
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▼「中華そば」の看板が目印
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▼営業時間が短いので注意していただきたい
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