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ディズニーの名作『ふしぎの国のアリス』は、アリスが白ウサギを追って “ふしぎな世界” に迷い込むというお話。そんなディズニーのアリスの世界がもーっと奇妙でヘンテコになっちゃった動画が話題になっている。

何がどうヘンテコワールドになっちゃったかというと……ほえええええ! アリスが、マッド・ハッターが、3月ウサギが!! ゴッホにピカソに葛飾北斎、『ムンクの叫び』みたいな名画タッチになって歌って踊っているのである。そのアニメーションは動画「Why is a Raven Like a Writing Desk?」で確認できる。

・ゴッホにピカソに葛飾北斎! 名画風の「ふしぎの国のアリス」

この動画に登場するのは、アリスとマッド・ハッター、3月ウサギ、そして眠りネズミのお茶会の場面。あの「何でもない日おめで~と~うっ!!」の歌の直後のシーンである。

でもなんだか様子がおかしいぞ。アリスがなんだかカクカクして油絵っぽくてピカソみたい。そう、この動画は、アリスのアニメーションを世界の著名な画家のタッチに仕上げたものなのだ!

・ハチャメチャすぎるワンダーランドに!!

ピカソにゴッホ、『ムンクの叫び』のムンクから、日本の葛飾北斎など古今東西の名だたる画家がズラリ! お、その生涯が映画化されたストリートアーティスト “ジャン=ミシェル・バスキア” の画風まである。

動画では、名だたる17名のアーティスト風のアリス達が、歌って踊って、ティーパーティだ! 画家の名前を知らなくても「あっ、見たことある」というタッチのものもあるだろう。

・話題の人工知能論文がきっかけに

この動画は、プログラマーでアーティストのジェネ・コーガンさんが公開したものだ。動画の説明によると、ドイツの研究者が開発した人工知能の論文を元にジャスティン・ジョンソンさんという人が作ったコードを利用して、今回の動画が作成されたとのこと。マジか! 画風を取り込むだけでなく、こんなに滑らかな動画になるなんてハンパネェ!!

それにしても、独特の色使い、ユニークな描写になったアリス達は、もうハチャメチャすぎて超マッド! 他の作品ならカオスな絵面になりそうだが『アリス』なら妙にしっくりくるのが不思議である。

参照元:コーガンさんのTwitter @genekogangenekogan.comVimeo, used with permission
執筆:沢井メグ

▼こちらがその動画だ! 左下にアーティスト名とその作品が登場するぞ

▼ショートバージョンの動画。葛飾北斎のタッチでも違和感なさすぎ! さすがアリスだ