カナル型イヤホン

電車の中でお気に入りの音楽を聞きたい時や、一人集中して動画を観たい時などに欠かせないのが「イヤホン」だ。皆さんはどんなタイプのイヤホンを使っているだろうか? 筆者が使用しているのは「カナル型イヤホン」で、生活の中で手放せないものになっている。だがしかし……。

カナル型イヤホンについて不満な点が1つある。それは装着時に聞こえてくる「雑音」だ。今回はあのフィギュアスケート男子金メダリスト・羽生結弦選手も実践しているという、カナル型イヤホンの画期的な装着方法『シュア掛け』をご紹介したい。

・カナル型イヤホンとは?

カナル型イヤホンとは、スピーカーに装着した “イヤーピース” を、耳穴に押し込むタイプのイヤホンである。こうすることで雑音が軽減され、遮音性が高くクリアな音質となるのだ。カナル型イヤホンを愛用している方も、多いのではないだろうか。

カナル型イヤホンのデメリットは、その特殊な雑音である。耳穴が密閉されるため、コードが身体や物にぶつかっただけで「ゴァゴァ」と雑音が鳴り響くのだ。このコードに何かが触れただけで鳴りびく雑音を「タッチノイズ」という。

カナル型

このタッチノイズに困らされているユーザーも多いハズ。だがイヤホンメーカー「SHURE」が、自社イヤホンの装着方法として提唱した『シュア掛け』を実践すると、タッチノイズがかなり軽減されるという……。これはやるしかねぇ!

・「シュア掛け」その装着方法とその効果は?

『シュア掛け』の装着方法は、至ってシンプル。カナル型イヤホンのコードを上向きにして、耳穴に装着。上向きになったコードを、くるりと耳の上部から耳裏を通して耳にひっかける……、たったこれだけだ。イマイチわからないという人は、画像を確認してほしい。

シェア掛け

するとどうだろう……! 「シュア掛け」した途端、いつも聞こえていたタッチノイズが聞こえなくなった!! 身体を動かしても首を動かしても、コードが発する雑音は聞こえず、長時間の動画をストレスなく視聴できた。「これは良い!」と、思わず誰かに教えたくなるぞ。

・コードを傷つけないように注意しよう

先述したように、フィギュアの羽生くんもお気に入りらしく『シュア掛け』スタイルで集中して練習する姿を、動画で確認することができた。カッコイイ! 筆者も『シュア掛け』で街を歩けば、「あ、羽生選手……じゃねーじゃん!」という声を遮断できそうだ!

今回は「SHURE社」以外のカナル型イヤホンを使用したが、タッチノイズをかなり軽減することができた。ただし、同じカナル型イヤホンでも『シュア掛け』が合わないこともあるから、実践の際は無理をせずコードを傷つけないよう注意しよう。

参考リンク:シュア・ジャパン株式会社HP
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Photo :Rocketnews24.

▼こちらが羽生くんも実践している「シュア掛け」だ!
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