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現在、9~10話までが放送され、あと3~4話を残すばかりとなった2015年夏アニメ。物語は今まさにクライマックスに向けて加速している作品がほとんどだ。前回は『Charlotte』を紹介したのだが、今回はまったくジャンルの異なる作品。ひたすらまったり展開し続けることで、人々に癒やしを与えるアニメがある。

生き馬の目を抜く百鬼夜行のアニメ業界において、それらの作品群は “日常系” と呼ばれる。日常系とは、物語のストーリー性を重視せず、各キャラが個性を発揮して日常を送る様をただ見守る趣旨を持ったアニメを指す。

こう書くと「何が面白いんだ? それは……」と思われる方も多いかと思うが、要は、そこにあるのはバーチャルリアリティだ。悪や毒が一切存在しない性善説のお花畑。日常系を見る者は画面越しの世界に己(おのれ)を見ていると言っても過言ではない

しかしながら、そのお花畑の世界が最後を迎えた時、大量の “難民” を発生させるケースがある。「この作品が終わってしまったら、俺は明日からどうやって生きていったらいいんだ……」と失意のあまり路頭(ろとう)に迷うのだ。日常系を覗き込む時、日常系もまたこちらを覗いていると言える。

・一期で大量の難民を発生させた伝説の日常系『のんのんびより』

ついつい熱くなってしまったが、今期のアニメの中には、最強の日常系がある。それが『のんのんびより』だ。2013年に放送された一期で、空前絶後の難民を発生させた伝説の作品だ。今期、本作二期が放送されるとの情報をキャッチした時、私(中澤)は冗談抜きで震えた。

そして、つぶやいたのだった。「ついにキターーーーーーー!!」と。
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・あらすじ

とある田舎の学校 “旭ヶ丘分校” に通う4人の個性的な生徒たちを中心とした、まったりした田舎ライフ。

・マジでこれだけ

ストーリーなど無いに等しい。だが、それが良い。仕事に疲れきって帰ってきた夜、無心で本作を見る時の「一日終わったなあ……」としみじみ思うあの感じは、何ものにも代えがたい。

・れんちょんが好きだ!!!

こまちゃん、ほたるん、なっつん……登場人物はみんな個性的で、生き生きしていて、生きているだけで楽しいという感じが全開だ。あぁ、みんな好きだ。しかし、小学1年生なのにアンニュイでちょっと変わった子「れんちょん」が一番好きだ!!! れんちょんが中心の話は締まっている。

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・にゃんぱす

「にゃんぱす」は、れんちょんの挨拶である。「こんにちは」のような意味合いを持っている。ついついTwitterでつぶやいてしまうぞ!

・今から見ても大丈夫

日常系は、空気を味わうもののため、どこから見てもついていける。それが例え二期であっても変わらない。なぜならば、彼女達はそういった存在だからだ。いつだって変わらない楽園がそこにある。さあ、あなたもにゃんぱすな永遠に触れてみないか!?

参照元:『のんのんびより』公式HP
Report:中澤星児
Photo:RocketNews24.

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▼にゃんぱすー!!
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