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世界最強の武僧集団として知られる少林寺。武僧は、厳しい修行で手に入れた、スーパーパワーを持つというイメージがあるが、果たしてそれは本当なのだろうか? 映画の少林寺僧はやっぱり脚色があるのかなぁ……。

いま、「少林寺やっぱすげえ!」と叫びたくなるような、少林寺僧の偉業が世界を駆け巡っているぞ!! なんと僧が “水上走り” を実践! それも125mの距離を走り切ったというのだ。その様子は動画「Shaolin monk runs atop water for 125 meters, sets new record」で確認することができる。

・少林寺僧が水の上を走る!

この記録を成し遂げたのは、“南少林” こと福建省・泉州少林寺の釈理亮武僧だ。動画を見ると、水面には200枚もの板が浮かべられている。この上を釈理亮武僧が走るのだが……その様子、なんと美しいことだろう!

空からとらえた姿はまるで、水面をスーッと平行移動しているかのよう。遠くから見ると優雅だが、近づいて見ると、目にもとまらぬ速さで走っている。板が沈む前に次の一歩を出し、また板が沈む前に次の一歩を! 10mでもすごいことなのに、なんと彼は125mを走りきったのだ。

・水上走りのコツは?

水上走りのコツについて釈理亮武僧は、以下のように話している。

「毎日、重りを背負って20キロ走っています。鍛錬のほか体重のコントロールも必要で、気を抜くことなどできません。この水上走りは、歩幅は小さく、スピードは速く、つま先から先に着地し、体は前傾姿勢で。落ち着いて行わねばならないのです」

実にサラっとしたコメントだが、彼はほぼ垂直の壁を走る「飛牆走壁」や人差し指だけで繰り出す必殺攻撃「一指禅」などの秘技・絶技を習得した武僧中の武僧だ。誰でも真似できることではないだろう。

実際に、現場では何人か水上走りに挑戦したそうだが、皆、すぐに「ズブッ」と水に沈んでいったという。

・伝説じゃなかった

……やっぱり少林寺武僧のスゴさは伝説だけじゃなかったんだなぁ! なおこのチャレンジはチャリティ企画として行われたそう。集まった募金は、親が刑務所に服役し、就学が困難な子供たちの学費にあてられるとのことである。

参照元:中国新聞網中国新聞網
執筆:沢井メグ

▼こちらがその動画。当日も4度目のチャレンジで成功したとのこと