最近は、SNSで ‟いいね!” を多くゲットして話題になりたいばかりに、危険な場所などで自撮り写真を撮影して、事故につながるケースも増えている。そんな、典型的とも言えるような事故が起きて、大きな話題となっているので紹介したい。

なんと、毒蛇と一緒に自撮りしようとした男が噛まれてしまい、2000万円近くもの治療費を請求されたというのだ!! 日本とは異なる医療保険システムを持つ、アメリカならではのコワ~い話も飛び出すぞ!

・ガラガラ蛇と自撮りしようとしたら散々な目に!

猛毒を持つガラガラ蛇と一緒に、自撮り写真を撮影しようして噛まれてしまったおマヌケな男性は、米カリフォルニア州サンディエゴに住むトッド・ファスラーという男性。

彼は、ペットとし1年以上飼っていたガラガラ蛇に噛まれて、病院に搬送される事態に陥ってしまったのだ。だが、2つの病院で抗蛇毒素血清の在庫が切れていたため、特別に血清を取り寄せる必要があったという。

・請求された治療代が約1890万円!!

こうして、何とか血清を注射してもらい治療を受けることができたトッドさんだったが、その代償は高すぎた……。な、なんと! 病院から送られてきた治療費の請求代が、15万3161ドル25セント(約1890万円)にも達していたのである!! 

日本人の感覚からすると考えられない医療費の請求額だが、アメリカでは当たり前の話。日本のような国民健康保険システムが確立されていないアメリカでは、べらぼうに高い医療費が大きな問題となっているのだ。

・アメリカの医療費はとんでもなく高すぎる!!

オバマ大統領により、医療保険制度改革が進められているものの、アメリカでは、無保険者の増加と医療費高騰の問題は改善されないままだ。

ちなみに、筆者がアメリカに在住している時も、医療費に関する恐ろしい話をたくさん聞いた。筆者の知人で、35歳の若さで脳溢血で倒れた人がいるのだが、5日間集中治療室で治療を受けた請求代が、3500万円だったというのだ!! 

彼女は、全額負担ではないが民間医療保険に加入していたので、支払額は1500万円に抑えられたものの、それでもとんでもない額である。結局、彼女は両親から1000万円を借りて、残額をクレジットカードで支払っていると言っていた。

自撮り写真のために毒蛇に噛まれて、2000万円近もくの治療代を払うハメになるとは自業自得すぎて、あまり同情する人もいないだろう。彼のように、写真のために危険行為を犯さないよう、くれぐれも読者の方も気をつけて頂きたい。それにしても、1890万円あったら何ができるか考えたら、何年経ってもやるせない気持ちが消えなさそうである……。

参照元:Twitter @10NewsHaggertyabc10NEWSTV newsroom(英語)
執筆:Nekolas

▼ガラガラ蛇に噛まれた男性が、受け取った治療請求額の写真だ!

▼自撮り写真のために、毒蛇に噛まれた男性のニュースを伝えた動画