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暑さの盛り! 毎日アツい、アツすぎる!! 無気力になりそうな暑さのなか、熱気を払うために辛いモノを食べるという人もいるだろう。こんな時こそ、カレーだ! カレー食おうぜ、カレーの夏だぜ!!

ということで、今回は東京・調布市で愛されるお店「かれんど」を紹介したいと思う。一見普通の喫茶店なのだが、ここのカレーはスパイスにこだわっており、地元で親しまれるお店である。カレーもさることながら、ご主人の接客がとても気持ちいい。「嵐」の番組でも紹介されたこともあるという。

・調布駅からすぐ

お店は京王線調布駅から徒歩約5分のところにある。ビルの1階、細長い脇道の途中にあり、初めて訪れる人はお店の場所に気づかないかもしれない。表からは目立たないお店ではあるが、昼時は客足が途絶えることがない。

・おしゃべり上手なご主人

お店に入ると、ご主人と思われる男性が接客をしている。多くの場合、主人が厨房を切り盛りしているのだが、ここはご主人が表に立って、気の利いた会話で食事以外でも客を楽しませているのである。たとえば、「京風出汁のカレーうどん」について客が訪ねると、江戸時代にまで歴史をさかのぼり、京風出汁の起源について教えてくれたりする。

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・VIP席

私(佐藤)はひとりでお店を訪れたのだが、4人掛けの席しか空いていなかった。するとご主人は「どうぞ」と言って、その広い席をすすめてくれたのだ。有難いのだが、申し訳ない気分。案の上、あとから4人組が来てしまった。どう考えても私が移動するべきである。

そうしたらご主人は、「すみません、移動してもらっていいかな」と促した。私は当然だと思って移動しようとすると、「奥にVIP席を用意したから」と軽く冗談を披露。悪い気がしない。むしろ、その気遣いがうれしかった。

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・ジュワッと

さて、ここはカレーを売りにしているお店である。12時を過ぎた頃に訪れたのだが、すでにビーフカレーは完売。どうやらビーフカレーは人気のようである。私はメニューを見ながら随分頭を悩ませ、キーマオムカレー(750円)を注文することに。どんなカレーですか? と尋ねると「美味しさがジュワッと出てくる。ジュワッと」、なんだかそのジュワッとという言葉の響きに魅力を感じて、注文することに。

・言葉の通りにジュワッとした!

しばらく待つと、そのジュワッとしたカレーが運ばれてきた。器いっぱいにカレールウがかかっている。その下にタマゴとライスが隠れている。スプーンでタマゴを崩して食べるとのこと。実際に食べてみると、程よくスパイスの効いたルウと、タマゴの甘さが口にジュワッと広がる。まさしくご主人の言った通り! 優しい辛味が身体に浸透して、眠っていた力を呼び覚ましてくれるようだ。

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・次はカレーうどん

ちなみにご主人、京風出汁のカレーうどんもほかの客にすすめていた。そちらにするかどうか、かなり迷ったので次回はカレーうどんに挑戦してみたいと思う。料理の味だけでなく、接客も含めて心地よいお店であった。

・今回訪問した店舗の情報

店名 かれんど
住所 東京都調布市布田1-43-3 104
営業時間 12:00~24:00
定休日 日曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼カレーの海にタマゴとご飯が沈んでいる、キーマオムカレー(750円)
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▼ご飯がバターライスだったらさらにうれしかったかも
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