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働く日本人の10人に1人が、鬱(うつ)病を患っていると言われる現代。自分は大丈夫と思っていても、いつ病に襲われるかは分からない。そんな、他人事とは言えなくなってしまった鬱や自傷行為といった、精神疾患を患う人たちの間で「;(セミコロン)」のタトゥーを入れる人が急増しているというのだ。

「なぜセミコロンなのか!?」と思う人は多いかと思うが、タトゥーに込められたメッセージやプロジェクトの主旨を知ったら、きっと賛同したくなるのではないだろうか。

・精神疾患と闘う人達の間で、セミコロンのタトゥーを入れる人が急増中!

セミコロンのタトゥーを入れて、精神疾患と闘いサポートし合う運動「Project Semicolon:プロジェクト・セミコロン」を始めたのは、アメリカ人のエイミー・ブリューエルさんだ。思春期で繰り返し自傷行為を続け、数回にわたり自殺を試みたことがあるエイミーさん。彼女の父親も精神疾患のため、2003年に自らの命を絶ったという。

・セミコロンに込められたメッセージとは!?

そして、2013年4月16日、エイミーさんは亡き父をしのんで「;(セミコロン)」のタトゥーを腕に彫ったのである。だが、なぜセミコロンなのだろうか!? セミコロンに込められたメッセージについて、彼女がプロジェクトのウェブサイトに、以下のように綴っている。

「セミコロンは、書き手が終わらせられる文章を、終わらせない時に使われます。書き手はあなたで、文章はあなたの人生なのです」

基本的に、カンマとピリオドの中間的役割を担うセミコロンを肌にタトゥーとして刻むことで、‟人生を続けていく勇気を持とう” とのメッセージを広めていこうというのだ。

・プロジェクトはSNSを中心に拡散!

こうして、エイミーさんが始めた「Project Semicolon」はSNSを中心に瞬く間に拡散し、プロジェクト開始の1年後には50万人もの人が参加。腕にセミコロンを描いたりタトゥーを入れ、‟精神疾患と闘い強く生きよう”と、活動の主旨をサポートしたそうだ。

言葉で励まし合わずとも、セミコロンを生きるためのシンボルと見ることで、前に進む勇気が沸いてくるのとのこと。精神疾患と闘う人々にとって、きっとセミコロンは、キリスト教徒にとっての十字架のような存在なのかもしれない。

参照元:Twitter @ProjSemicolonMashableProject Semicolon(英語)
執筆:Nekolas

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