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2015年5月に発表され話題となった『Google フォト』だが、その目玉サービスの一つに「自動認識システム」がある。デジタル画像から “人” や “場所” を自動で分類してくれるこのソフトは、たくさん写真を撮影しても「後は野となれ山となれ」と整理しない人にとって画期的なものだろう。

ところが、ソフトだって間違いをおかすことがある。なんとこの度、Google フォトが黒人2名の写真を「ゴリラ」と自動認識してしまい、Google が平謝りするという事態になったのだとか……。

・黒人2人の写真が “ゴリラ” と認識される

米ニューヨーク在住の黒人男性ジャッキー・アルシンさん。彼が女友達と一緒に撮影した写真を Google フォトに保存したところ、なんとその写真は “ゴリラ” と自動認識されてしまったのだ。もちろんアルシンさんは激怒。

「ふざけんな Google フォト。俺の友達はゴリラじゃない。どんなサンプルイメージを使ったら、こんなコトが起こるんだよ」と怒りのツイートを発した。

・Google エンジニア「二度と起こらないように対処します」

彼のツイートに、Google の主任エンジニア、ヨナタン・ズンガーさんがすぐに返答。プロブラマーが急いで修正対応にあたっていると説明し「報告をありがとうございます。二度と起こらないように対処します」と述べたのだった。

・最終的に “ゴリラ” というカテゴリーを消去して対応

しかしその後も2枚の写真が “ゴリラ” と認識され続け、修正対応は上手くいかなかった模様。ということで “ゴリラ” というカテゴリー自体を削除して、問題解決をはかる必要があったとのことだ。

また、今後はカテゴリーの言葉に気をつけ、肌の色の濃い人の顔の識別機能を向上させていくとズンガーさんは話している。

・自動認識システムの欠点

そして Google もすぐに謝罪を表明。「このような事態が起こったことに、心から謝罪します。すぐに再発防止の措置を講じます」と述べた上で、「自動認識システム技術は、発展途上にあり完璧なものではない」と釈明したのだった。

確かに犬の写真が “馬” と認識されたり、さらには写真共有サイト「Flickr」で黒人の写真が “エイプ(猿)” と自動認識され問題となったこともあるという。

中にはクスッと笑ってしまうパターンの自動認識間違いもあるかもしれないが、今回のようなケースは人々の心を傷つけかねない。技術が進化すればしただけ、予想外の問題も発生するようだ。

参照元:Mail OnlineYouTubeThe Independent(英語)
執筆:小千谷サチ

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