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医学の進歩により、エイズは抗HIV薬の内服でコントロールできるようになったものの、今でも ‟完治しない病” として認識され恐れられている。

そして、「HIVウィルスは皮膚感染しない」との知識が一般的には広まってはいるものの、それでもHIV感染者が、偏見を持たれやすい実態があるのも事実だ。そんななか、あるHIV感染者の男性が「私に触れてください」とサインを掲げて、道に立つ社会実験を行った。

一体、周りの人々はどんな反応を示すのか、その様子は動画「I’m HIV positive, do you dare to touch me?」で確認できるぞ!

・‟私はHIV感染者です” のサインにどう反応する!?

「I am HIV-positive — touch me!:私はHIV感染者です。私に触れてください!」と、書かれたサインを掲げて道端に立つ社会実験を行ったのは、フィンランド人のジャンさんという男性だ。
 
彼は人通りの多い公園で、目を閉じて両手を広げた状態で立たずみ、両脇に英語とフィンランド語で書かれたサインを置き、周囲の人々がどう出るか待ち続けた。

・最初は冷たい視線を投げかける人が多かったが……

ジャンさんの目の前を通り過ぎる人達は、彼に好奇の視線を向けたり、なかにはあからさまに首を振って去っていく者もいる。正直なところかなり冷たい反応ばかりで、彼に触れようする人はナカナカ現れない。

ところが! しばらすると一人の女性がジャンさんに近づき、手を伸ばして彼の右手をギュっ! 握りしめたではないか!! ジャンさんが目をつぶったまま、笑顔で ‟ありがとう” と感謝の言葉を述べると、突如として周囲の空気の流れに変化が起きたのだ。

・温かいハグと励ましの言葉に感無量の涙!

老若男女問わず続々と人々が彼に歩み寄り、彼の肩を抱き寄せて励ましの言葉をかけていったのである!! ジャンさんは、ここまで温かい反応が返って来ることを期待していなかったのか、こらえ切れなかった涙を拭い始め、感無量の面持ちで社会実験は幕を閉じた。

このような社会実験をしようと思い立ったジャンさんは、今までにHIV感染者として様々な偏見と戦ってきたに違いない。これを機会に、彼が ‟世の中捨てたものじゃない!” と、前向きに病と向き合えるようになってくれればと思う。

参照元:YouTubeMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼HIV感染者の男性が、「私に触れてください」とサインを掲げたら周囲の反応は!?