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「知的障害を伴わない自閉症」と言われているアスペルガー症候群。「コミュニケーションが特異的」「同じ行動パターンを繰り返す」などの特徴があるとされる発達障害だ。

そんなアスペルガー症候群を抱える女性の日常の一コマをとらえた動画が、現在ネット上で話題を呼んでいる。その映像に収められているのは、女性が自傷行為に及んだ様子、そしてそれを介助犬が止める瞬間。YouTube で公開されている動画のタイトルは「Service dog alerts to self harm (aspergers)」 だ。

映像をアップしたのは、ダニエル・ジェイコブさんで、動画に登場するのは彼女自身。介助犬の名前はサムソンというらしい。公開に際して添えられているメッセージはこんな感じである。

アスペルガー症候群とはこのようなものです。どうか否定的なコメントはしないで下さい。これは本当に起こったことですし、自分をオープンにして、どんな感じなのかを日常的にシェアするのは簡単ではないのです。これがメルトダウン (アスペルガー症候群のパニック) と考えられる状態です。

ええ、サムソンは油断なく警戒しています。私がサムソンに うつ症状の発現と自傷行為を警戒するよう訓練しました。(YouTube より一部引用)

どうやら、ジェイコブさん自身が、自分が自傷行為に及んだときに止めるよう犬を訓練したようだ。

・頭や体を叩く女性と止めようとする介助犬

動画を再生すると、むせび泣きながら自分の胸や頭を強く叩くジェイコブさんと、それを優しくも必死に止めようとするサムソンが映し出される。やがてジェイコブさんはその場に座り込むと、サムソンは慰めるかのようにそのまま寄り添い続ける──

・ネットの声

この動画を見たネットユーザーが、動画サイトのコメント欄などネット上に書き込んだコメントを一部ピックアップすると……

「本当に心温まる、そして力強い映像です。シェアしてくれてありがとう」
「感動した。あなたの犬は最高の友達だね」
「見て泣いてしまいました。私の息子も自閉症です」
「あなたは本当に勇気のある女性です」
「あなたとあなたの犬は素晴らしい」

などなど。一部、ジェイコブさんの「どうか否定的なコメントはしないで下さい」という気持ちに反して、ネガティブな意見を書き込んでいる人はいるものの、概ね「感動した」といった声が多いようだ。

そして、ジェイコブさんが勇気を持って公開したこの動画は、再生回数が200万回オーバー。現在大ヒットしているのだ。

参照元:YouTube Mail Online (英語)、厚生労働省(eヘルスネット)
執筆:和才雄一郎