0

顔を洗い、髪をとかし、ヒゲを剃り、歯を磨く。これらはみな、体を清潔に保つために行われる行為である。しかし、そんな行為が逆に体を汚くしている可能性が出てきたのだ……。

なんと、歯ブラシには60%の確率で人糞、つまりウンコがくっ付いていたという調査結果が発表されたのだ! よりにもよって、一番ウンコから遠ざけたい歯ブラシに付着しているなんて……なぜだ!?

・6割の歯ブラシにウンコがついている理由

今回、「60%もの歯ブラシにウンコがついている」という恐ろしい調査結果を発表したのは、米コネチカット州のクイニピアック大学。学生であるローラ・アバーさんが、人々の歯ブラシを調べたところ、なんと54.85%もの歯ブラシからウンコの大腸菌が検出されたというのである!

けれども、なぜウンコが歯ブラシから見つかるのか? それはユニットバスなど、“トイレと洗面台が同じ空間にあること” が大きく関係するようだ。

・ユニットバスが要注意!

かつて当サイトでも、トイレの蓋をせずに水を流すと、糞便性大腸菌が2メートル近く飛ぶという現象をお伝えしたが、そう。トイレと洗面台が同じ空間にあるユニットバスなどでは、水に流されたウンコが飛び跳ねて、ウンコ由来の大腸菌が歯ブラシに付着するのである! う~ん、こんな情報を聞いてしまえば、今すぐにトイレの蓋を閉めたくなってくるものだ。

・他人と部屋をシェアしていると……

しかし更に悪いのが、ルームシェアのユニットバスである。トイレや洗面台を他人と共有することから、当然、歯ブラシにルームメイトのウンコがついてしまうのだ! なんと今回の調査では、歯ブラシについていたウンコの約80%が、他人のモノだと判明したという。

ちなみに調査されたのは、共同ユニットバスに置かれた歯ブラシばかりなので、環境によって結果も変わってきそうだ。

・自分のウンコはまだいい

この結果について、アバーさんは「自分のウンコではなく、他人のウンコが歯ブラシについていることが問題だ」と話している。他人の細菌やウイルス、寄生虫が体内に入ってしまい、下痢や皮膚発疹、感染症などを引き起こす可能性があるからだ。

ちなみに冷たい水、暖かい水、マウスウォッシュで歯ブラシを洗っても、汚染除去に差は無いという。また、歯ブラシカバーもつけない方がいい。なぜなら、カバーをつけてしまえば、ブラシが湿ったままになり、バクテリアが増殖してしまうのだとか。どうやら一番いい解決方法は、歯ブラシを別の場所に保管することのようだ。

電子顕微鏡で撮影した歯ブラシの画像が衝撃的だったように、実は歯ブラシからは、死に至らせるほど危険な黄色ブドウ球菌が検出されることも。歯ブラシの手入れ・管理はしっかりしておこう!

参照元:Mail OnlineASMsociety(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.