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同性婚については倫理や宗教などの観点の違いから、賛否両論に別れがちなトピックである。だが、個人の様々な意見はさておき、全米ではすでに37州で同性婚が解禁され、一般的に人々の生活に浸透しつつあるようだ。

州ごとに事細かな法律が違うアメリカでは、居む場所によって法律で許されることと許されないことが異なるが、同性婚もそのひとつである。そんななか、居住州で同性婚が解禁になったことで、書類上は “父と息子” だったカップルが、ついに結婚するとのニュースが話題になっている。

半世紀近くも一緒に、同性愛に対する偏見や同姓婚に関する法律の移り変わりを見てきた、この老カップルについて紹介したい。

・半世紀も愛を育んできた同性愛カップル

米ペンシルバニア州に住む70代の同性愛カップル、ノーマン・マックアーサーさんとビル・ノヴァクさんは20代で出会い、すでに半世紀近くもの年月を共にしてきた。彼らが交際を開始した1960年代は同性愛者に対する偏見が強く、結婚どころか同性愛カップルとして、オープンに交際することもままならない時代だ。

・法律上 “父と息子” になるしかなかった二人

そんな時代も一緒に歩んできた二人は、1994年にニューヨーク州で、法律的に内縁関係にあるカップルとして役所で登録。ところが、二人は2000年に法律が異なるペンシルバニア州へ引っ越し。そこで法律的にパートナーとして認められる唯一の方法は、養子関係の “父と息子” になる手段しかなかったのだ。

こうして二人は、2つ年上のビルさんが父で、ノーマンさんが息子という養子関係を結んだのである。

・養子関係の無効が受理され、ついに結婚へ!!

だが、15年間も法律上の父と息子だった二人に、転機が訪れることとなる。時代の流れと共に同性婚の状況も変化し、2014年5月20日、ついにペンシルバニア州でも同性婚が認められることになったのだ!

それから約1年後の5月14日、ノーマンさんとビルさんが申請していた養子関係を無効にする申し立てが受理され、ついに二人は結婚することが許されたのだ!! その瞬間、感無量となったカップルの目には涙があふれ、駆けつけてくれた30人もの友人から祝福を受けたそうだ。

いよいよ結婚出来ることになった二人は、“天にも昇る気持ちだ” と喜びを表現しているが、50年もの歳月を待っただけに、どんな結婚式よりも特別なセレモニーになるのではないだろうか。

参照元:Mail OnlineThe Daly Telegraphnews.com.au(英語)、YouTube、Twitter @TelegraphStream

執筆:Nekolas

▼こちらが、結婚するのに50年もの歳月を待った同性愛カップだル