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ジョエル・ロブション。ご存じの方も多いと思うが「フレンチの神様」「フレンチの皇帝」と称される、超有名フランス人シェフである。2013年時点で世界11カ国に店舗を持ち、ミシュランガイドにて総数28個の星を獲得している「世界一星を持つシェフ」と呼ばれる男だ。

2015年現在、日本でも10店舗を展開しており、もちろん中には “ミシュラン三ツ星レストラン” も存在する。高級店舗では予算は軽く1人ウン万円する、正真正銘のセレブレストランなのだが……。知人から「マスタードなら400円くらいで買えるよ」との情報を入手! マジか!! マジでロブションの味が400円で楽しめるのかよッ!?

・マスタードで店の実力がわかるハズ

先述したようにロブションは現在、日本国内に10店舗を展開している。とても筆者のような庶民には手が届かなそうな超高級レストランから、比較的手軽なカフェまであるのだが、やはり本格派の味を楽しみたいなら、高級店に行くべきだろう。

ただ、マスタードといえば “フレンチマスタード” という言葉があるほど、フランス料理と馴染み深い調味料であり香辛料。高級店に行かなくても、マスタードさえ食べればロブションの実力がわかるに違いない……!

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・ロブションが認める老舗マスタードブランド「ファロ」

筆者が訪れたのは、東京は丸の内にある「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」で、こちらはガレットやケーキを中心とした軽食が楽しめるお店だ。ビクビクしながらお店に入ると、すぐに売り場で粒マスタードを発見! 価格は410円とマスタードにしては高い気もするが、手が出ない金額ではない。

さっそく家に持ち帰り食べてみることに。パッケージには「ファロ グレイン・マスタード」と書いてある。パッケージの裏側を読んでみると「ファロ」はフランス老舗マスタードブランドで、「グレイン」は種入りという意味らしい。つまり「ファロの粒マスタード」ということだろう……って、そのままかい!

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・カルチャーショック級のウマさ

それはさておき、いざ実食! ロブション先輩が認めるファロ屋の粒マスタードの実力やいかに? 茹でたソーセージにたっぷりとつけて食べてみると……シャキーーーーーンとした辛味が一瞬で口と鼻を通り抜ける! こ、これは疾風!! いま確かに口の中で風が起きたッ!!

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マスタードは全般的に辛味より酸味が強いものが多いが、これは全ッ然違う。ビシッとほんの一瞬辛いのだ。辛味の後は上品な酸味が余韻を残し、変な後味は全くない。これは……絶句レベル! ロブション先輩が認めるファロ屋の粒マスタードは、マジでハンパないぞ!!

正直「今まで食べてきたマスタードはなんだったのか?」とカルチャーショックを受けるほど鮮烈なマスタードであった。こんなマスタードを使っているロブションの高級レストランは、絶対にウマいに違いない……いつか行ってやるぞーー! とりあえずマスタードだけでも、興味がある人はぜひ試してほしい。

参考リンク:ジョエル・ロブション
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼丸の内の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」で購入。
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▼マスタード1つなのに丁寧な包装が。
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▼こちらが『ファロ グレイン・マスタード』DA!
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▼裏側。パッケージによると、ファロ屋の粒マスタードらしい。
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▼茹でたソーセージを用意。
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▼マスタードを添える!
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▼はい、ドーーーーン!
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▼これがハンパないウマさ。マジでヤバい。
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▼興味がある人は、ぜひ試してほしい。いつか高級レストランも行くぞー!
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