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日常生活に欠かせない、信号機。世界中でその姿を見かけるが、デザインは国や地域で違うもの。初めて訪れた異国の地で「へ〜、こんなデザインの信号が!」とビックリしてしまうことだってある。

さて、今回ウィーンの街中に設置された信号機が、「素晴らしい!」と喝采を集めているのだ。そこには、ハートマークや肩組して歩くカップルの姿が描かれているのだが、実は「同性愛賛成」を表明したバージョンなのである!

・同性愛カップルが仲良く道を渡る!

2015年5月12日からオーストリア首都ウィーンの歩行者信号機が、人々の注目を集めている。なんと、あのシンプルな赤と青のサインの中で、同性愛者のカップルたちが、仲良く信号を待ったり、道路を横断している姿がうつっているのである! 

しかもハートつき!! 男女のカップルのデザインもあるみたいだぞ! こ、これはカワイイ。思わず笑顔になってしまう。

・大きなイベントを控えるウィーン

なぜ、このようなデザインが採用されたのだろうか? 理由は5月〜6月にかけて、ウィーンで2つの大きなイベントが開催されるから。世界から注目が集まる中、オープンな都市であることをアピールするのが狙いだ。

イベントの1つは1956年以降、毎年行われている「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」。フランス・ギャルやABBA、セリーヌ・ディオンなどが優勝経験を持つ、世界でも有名な歌の祭典だ。ちなみに、世界中のゲイの人々に大人気のイベントなのだとか。しかも2014年の優勝者は、オーストリアのドラァグクイーン歌手コンチータ・ヴルストさんだ!

・多くの人から賛成の声

この信号機の設置について、「素晴らしい!」「平等に関する議論はとても重要なこと」との声が集まっており、世界中が拍手喝采の大歓迎。しかし、中には反対派もいるようで、オーストリア自由党などは費用の無駄だと反対姿勢を表明しているのだった。

・交通安全の目的も

またこの信号機の設置は、交通安全への関心を高める目的も兼ねているという。歩行者の信号無視が顕著な道路にこの信号機を設置し、人々の意識がどう変わるのか調査が行われるのだ。6月末まで、ウィーン市内の数十カ所で道行く人を見守る予定である。

可愛らしく、お茶目なデザインで交通安全と同性愛への平等を呼びかける信号だなんて、この世にコレまであっただろうか? 発案者のナイスアイディアに拍手を送りたい!

参照元:The GuardianYouTubeNBC NEWSFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ

▼実際に見てみたい!

▼男女バージョンかな?
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▼動画では、ウィーンの町の雰囲気も分かるぞ!