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“たかが小銭されど小銭” ということわざはないが、100円玉が10枚集まれば結構豪華なランチが食べられたりするので、小銭をバカにしてはならない。

それを心得ているかのような、自動販売機ばかりを狙った小銭泥棒が逮捕され、なんと裁判で自動販売機使用禁止令を下されてしまったというのである! 何気に生活に浸透している自動販売機が使えなくなることに、コソ泥が「生活が超不便になっちまう!」と泣き言を漏らしているらしい。そして自動販売機使用禁止令を下されたのは、世界で初のケースのようなのだ。

・世界初の自動販売機使用禁止令!?

窃盗罪の長い前科を持つイギリス人で38歳のラッセル・スタンフィールドは、2015年初旬に、パーキング・メーターの小銭を盗んでいるところを現行犯逮捕された。

彼が繰り返してきた窃盗に歯止めをかけるため、裁判でラッセルは、自動販売機をはじめとする小銭を入れて動く機械の使用を、2020年まで禁止されてしまったのである!! どうやら自動販売機の使用を法律で禁止されたのは、世界で初のケースらしいのだ。

・“生活が不便になっちまう!” とコソ泥が泣き言

小銭を入れて動く機械と言われてパっと思いつくだけでも、ドリンクやタバコの自動販売機、公衆電話やチケット販売機といった具合にたくさんある。それが全て使えなくなってしまったら、意外に生活は不便になるに違いない。

そんなわけで、自業自得のくせに理不尽な判決を言い渡されたと言わんばかりに、ラッセルは次のような泣き言を漏らしていたという。

「正直言って困ったね。おかげで色んなことができなくなっちまう。病院で長いこと待たされた時に腹が減っても、自動販売機で食べ物も買えない。ある意味、これはサバイバルだね。まったく辛い状況に陥っちまった」

・地下鉄の切符購入と公衆電話は例外

やはり小銭を入れて動く機械が全て使えなくなっては不便すぎると判断したのか、特別に判事が例外を設けてくれた模様。地下鉄の切符は購入していいが直ちに自動販売機から離れること、そして公衆電話は、緊急の場合のみ使用が許されるそうだ。

ラッセルは泣き言に加え、「でも自動販売機が使えなかったら、要らぬ出費を防げるかも」と、妙な開き直りコメントも発している。だが、“金を払いたくないから自動販売機から小銭を盗んでたんじゃないの?” と、思わずツッコミを入れたくなってしまった。

参照元:UPIWVTM 13Manchester Eavening News(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.