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2015年4月25日、マグニチュード7.8の大地震がネパールを襲った。その被害の大きさに心を痛めては、「遠く離れた自分にでも、何かできることはないか?」と寄付を行う人々が大勢いるようだ。

そして、ある1人の男性も “彼ができること” でネパールの人々の心を支えた。プロの “ピエロ” である彼は、特技のバルーンアートで、ネパールの子供たちを笑顔にさせたのである。

・ネパール出張中に被災したファウラーさん

米オハイオ州出身のロン・ファウラーさんの職業は「ピエロ」。2カ月前から彼は家族と共に、ネパールのカトマンズやバクタプルに出張に来ていたという。そんなときに起こった今回の大地震。幸いなことにファウラーさん一家は誰も怪我を負わなかったものの、彼らは大地震の被害を目の当たりにすることになる。

・被災地のピエロ

以降、ファウラーさんの Facebook ページには、被害にあったネパールの町の写真があふれた。私たちがニュースで耳にしているように、多くの建物が崩壊し、途方に暮れる人々の姿も見受けられる。

けれどもそんな中、ピエロとして “お仕事” をするファウラーさんの写真も混ざっているのだ。彼はバルーンアートを通じて、子供たちを楽しませようとしているのである。風船を手にした彼を取り囲む子供たち。どの子もファウラーさんが伸ばしたり、自由自在に形を変える風船に釘付けだ。あ! なかには笑顔の子もいるぞ!! こんな状況で笑顔にしてくれる存在って、貴重なのではないだろうか。

・今ではアメリカから支援

その後4月29日に、ファウラーさん一家はアメリカに帰国するのだが、彼はネパールへの支援を続けている。例えば、2014年にフェアトレード工場を支援するために立ち上げた会社『Clevemandu』を非営利団体に変更し、売り上げを寄付すると発表。他にもタイや中国などの個人や企業と協力して、支援チームも設立しているという。

途方もない出来事の前では、自分が無力に感じるもの。しかし被災地でのファウラーさんの姿勢を見ていると、その気持ちに負けないで、自分ができることをコツコツ続けることが大切だと気付くことができるのだった。

参照元:FacebookMashable(英語)
執筆:小千谷サチ

▼被災地ネパールでバルーンアートをするファウラーさん

▼どんなときでも子供は風船が好きなんだね

▼僕にもちょうだい!

▼真剣なファウラーさん

▼観客には大人もいるよ

▼いい表情