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実生活ではなかなか遭遇することのない話はままあるが、まるで海外医療ドラマのエピソードで登場しそうな症例が、大きな話題となっている。

脳腫瘍と診断された女性が手術を受けたところ、なんと脳に “胎児内胎児” と呼ばれる双子が見つかったというのだ!! 胎児からは歯や骨まで摘出され、医師も「「医学的にも稀なケースだ」と驚きを隠せなかったようなのだ。

・読み書きが困難になり検査で脳腫瘍と診断

米インディアナ州立大学で博士課程に在籍する26歳のヤミニ・カラナムさんは、読み書きが困難になり、一度に複数の人が喋りだすと理解できなくなっていることに気づいた。そこで病院で検査を受けたところ、医師に脳腫瘍であると診断されたのだ。

・脳に胎児内胎児が!!

こうして、ロサンゼルスの脳神経外科専門病院で腫瘍摘出手術を受けることになったヤミニさんだが、医師が彼女の頭を切開した時、思いもよらない結果を得ることとなったのだ。

彼女の手術を担当したシャヒミアン医師が見つけたのは腫瘍ではなく、なんと脳にとどまっていた胎児内胎児だったのである! 胎児内胎児とは、体内で嚢胞(のうほう)内に存在する寄生的状態の双子のことだ。ヤミニさんの脳内にいた双子からは、歯や骨、髪の毛まで摘出されたとのこと。

・医師も驚くほど稀なケース

シャヒミアン医師の話では、今までに7000~8000の脳腫瘍を摘出してきた彼にとっても、脳から胎児内胎児が摘出されたのは、今回で2回目だという。無事に手術を終えたヤミニさんは、近いうちに完治が見込まれている。

・世界各国で胎児内胎児の症例が報告される

そして2009年に、イギリスでも胎児内胎児の症例が報告されている。30歳のギャビン・ワイアットさんの腹部に残っていた胎児内胎児が出てきて、突然腹が裂けたというのだ。

まるで映画『エイリアン』のワンシーンのようだったと語った彼だが、摘出された双子は “リトル・ギャビン” と名づけて、瓶に保存することにしたのだそうだ。このほかにもロシアや中国でも、胎児内胎児が摘出されたニュースが報じられている。

筆者には双子の妹がいるので、ギャビンさんが、知ることのなかった片割れを保存した気持ちが分からなくもない。もし、一緒に成長することができなかった双子の片割れが、自分の体内に残っていたと知ったら大きなショックを受けてしまいそうだ。

参照元:YouTubeNBC4 NEWSThe TelepraphThe Washington Post(英語)
執筆:Nekolas

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