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本当においしいハンバーガーを求めて食べ歩く、ハンバーガー批評。今回はその番外編、ホットドッグについてお伝えしたいと思う。おいしいハンバーガーを追求するお店は数多くあるのだが、ホットドッグは専門店そのものがそう多くない。

ハンバーガーと比べると、どちらかといえば格下に見られがちのホットドッグ。実際のところ格下などではなく、それぞれの良さがあると思うのだが……。今回紹介するのは、東京・新宿御苑の「Lad’s Dining」である。ここのスケールのデカいホットドッグには正直驚かされた!

・ランチ激戦区

お店は新宿御苑の飲食店が立ち並ぶ一角にある。この界隈はランチ激戦区であり、昼はサラリーマンやOLで賑わいを見せている。お店の売りは長さ22センチのソーセージを使ったホットドッグだ。使用しているパンはかなり大きく、サイズ感としては男性向きである。

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・女性客多し

しかしお店を利用しているのは、女性客が多いように見受けられる。昼はカフェ、夜はバーとして営業しており、オシャレな店作りが女性客に支持されているようである。

・いわゆる全部乗せのLad`sドッグ

ここで私(佐藤)が注文したのは、お店の名前を冠した「Lad`sドッグ」である。ラーメンでいうところの全部乗せみたいなホットドッグだ。ホットドッグの世界の相場はわからないのだが、その全部乗せドッグは980円。ランチセットは別料金で、商品自体にドリンクやポテトは付かない。実物を見て、その大きさに思わず安い! と思った次第だ。

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・女性には量が多いのでは?

メニューの表示に偽りなく、ソーセージはたしかに22センチ近くある。それよりも驚いたのは、パンのデカさだ。具材がたっぷりと詰め込まれすぎて、パンパンに開ききっている。大げさにいうなら、成人男性の靴1足分くらいはあるだろう。これを女性客たちは頬張っているというのか!?

・おいしさ発掘

食べてみると、これはウマい! ハードなパンは噛めば噛むほど甘味が増し、ソーセージの塩気と合っている。食べ進むと、トマトやレタスのシャキシャキとした歯ざわり、チーズのコク、そしてパンの底にひっそりと隠れているピクルスの酸味が加わり、食べれば食べるほど味に複雑さが増していき、おいしさを発掘しているような楽しさがある。

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ホットドッグのスケールはデカいのに、店の雰囲気はそのスケール感をゴリ押ししていないのが良いのかもしれない。ハンバーガーファンにもおすすめしたい一品である。

・今回紹介したお店の情報

店名 Lad’s Dining 新宿御苑前
住所 東京都新宿区新宿1-18-1 辻ビル 1F
営業時間 平日11:00~25:00、金・祝前11:00~27:00、土・日・祝11:00~25:00
定休日 大晦日・元旦

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.
執筆:ハンバーガー評論家 佐藤英典

▼Lad’s Dining 新宿御苑店の「Lad’sドッグ」。持ち帰りは靴箱のような大きな箱に入っている
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▼箱を開けてビックリ! デカいッ!!
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