1

その時の気分によって様々な種類の音楽を聞き分けている人もいれば、ひとつのジャンルにこだわりを持っている人もいるだろう。

人間は、音楽によってリラックスしたりテンションが上がったりするものだが、いったい動物は音楽にどう反応するのだろうか!? そこで、ある研究チームが猫に異なるジャンルの音楽を聞かせたところ、クラシック音楽を好むことが判明したと海外で話題になっているのだ。

・ニャンコはどんな音楽がお好き!?

海外の複数メディアによると、猫に違うジャンルの音楽を聞かせて反応を調査したのは、ポルトガルのリスボン大学に所属するミゲール・カレイラ獣医が率いる研究チームだ。

カレイラ獣医は、麻酔を打った手術中の猫12匹の頭にヘッドフォンを載せ、3種類の音楽を2分間ずつ聞かせた。クラシック音楽「弦楽のためのアダージョ」とヘビメタバンドAC/DCの「Thunderstruck:サンダーストラック」、ポップシンガーのナタリー・インブルーリアが歌う「Torn:トーン」を聞かされた猫は、一体どんな反応を示したのだろうか!?

・クラシック音楽が一番リラックスできることが判明!

実験は猫の舌に心拍音モニターを取り付け、音楽ごとの呼吸の速さと瞳孔径を計測して行われた。その結果、猫はまったりとしたトーンの「弦楽のためのアダージョ」で最もリラックスし、ポップソングの「Torn」ではリラックス度がやや低く、AC/DCではストレスを感じていたことが判明した。

どうやらニャンコは、アンガス・ヤングのゴリゴリなギターサウンドは苦手のようである。

・音楽には動物のストレスも軽減する効果が!

「クラシック音楽のテンポと周波数が、猫がのどをゴロゴロ鳴らすペースとマッチするからクラシックを好むのでは?」と、意見する専門家もいる。よって手術中に適切な音楽を流せば、麻酔の量を減らしてペットへの負担を軽減できる可能性もあるとのこと。

音楽は、人間の患者の痛みやストレスを緩和することが知られているが、今回の研究で、動物にも同じ効果が期待できることが明らかとなった。

確かに人間でも、激しいがなり系のヘビーメタルやテンポが速すぎるエレクトロ系の音楽では、落ち着かない人が多いかもしれない。これも好みの問題だが、猫を飼っている人は一度、ニャンコに色んなジャンルの音楽を聞かせて好みを探ってみてはどうだろうか。

参照元:Mail OnlineJournal of Feline MedicineNBC NEWS(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.

▼「弦楽のためのアダージョ」の演奏はこちらで

▼ナタリー・インブルーリアが歌う「Torn」のプロモーションビデオ

▼ニャンコがストレスを感じてしまったAC/DCの「Thunderstruck」のビデオ