P1180953_580px

徳島県に馴染みのある方はどのくらいいるのだろう? 日々の会話において、あまり……というか、正直ほとんど話題にのぼる機会のない県であることは否めない。特に関東に暮らしていると、徳島出身者と出会うことすら稀(まれ)ではないだろうか?

かくいう筆者(私)は、関東で貴重な徳島県出身者だ。といっても、育ちは東京なので、生粋(きっすい)の徳島県民とはいえないのだが……それなりの徳島愛は持ち合わせているつもりだ。そんな私が自信を持って、全国の日本人……いや、世界にオススメしたい特産品がある。それはズバリ、大野海苔株式会社の「日の出印 味付のり」である‼︎

・徳島の誇る特産品

P1180955_500px

徳島をあまりご存知ない方も多いと思うが、徳島といえば、真っ先に連想されるのは、やはり阿波踊り。空港名も「徳島阿波踊り空港」というほど、なかなかの阿波踊り全面推しだ。では、食べ物は? すだち、鳴門金時、徳島ラーメン、ときたら、次は……味付のりッ! なのである。

県外の人にはあまりピンとこない人も多いかもしれないが、徳島県民が味付のりというとき、大半の人の頭に浮かんでいるのは、大野海苔株式会社の「日の出印 味付のり」なのだ。かつて、郵便局の「ふるさと小包」で、徳島はこの「日の出印 味付のり」だったことを私はよく覚えている。

・パリッパリ

この、大野海苔の「日の出印 味付のり」、他の味付のりとは完全にノリがちがう。ダジャレでもなんでもなく、本当に味の乗りがちがうのである! とにかく、味が濃いのだ。干しエビや昆布、かつお節などの旨味をふんだんに含んだ調味料がこれでもかとばかりにベッタリ塗られており、海苔そのものがパリッパリで “しなる” のである。
P1180959_500px

P1180966_500px

・やめられない・止まらない、口が切れるくらいウマい!

この美味しさ、一度食べ始めると手が止まらなくなる美味しさである。自制しないと、あっという間に容器を空にしてしまう程だ。そして、それはおそらくエビのしわざであると私はにらんでいる。この中毒性は、かっぱえびせんが止まらないのと同じ! 猫にとってのマタタビとも言えるほどやみつきになるウマさなのだ! 味がとっても濃く、海苔自体も硬いので、容器が空になる頃には、口角が荒れてほんのりヒリヒリすることも。

・受験生も「のり送って!」

P1180957_500px

私が徳島出身の人と出会ったのは、人生でも片手で足りてしまう程。というより、覚えているのは1人だ。その人とは、予備校時代にほんの数分の会話をした程度なのだが、その会話こそがまさに「味付のり」の話であった。

受験のために上京した彼は、実家に電話する度に「のり送ってー!」と言っていると話していたのが印象的だった。徳島のスーパーでも、安売りの際は目玉商品として取り扱われ、「お一人様2個まで」となっていることが多い。地元でも人気の商品であることがうかがえる。

・お土産で渡すと百発百中で喜ばれる

そんな「日の出印 味付のり」をお土産として渡すと、必ずと言っていいほど興奮気味のお礼メールが届く。なかには「一瞬でなくなってしまい、Amazonで箱買いした‼︎」などのメールもきたほどである……!

・グルメなロケットメンバーに薦めてみた

P1180975_500px

この百発百中の味付けのりを、味にはうるさいロケットメンバー勢に薦めてみたところ……「あっ、コレうまい」といってもう一枚目に手が伸びるメンバーが続出! なかでもYoshio氏は淡々と「うまいな……」といいながら、3枚重ね食いしていた

な、なんと贅沢な! この海苔、48枚入りで定価486円(税込)という、割といいお値段にもかかわらず、そのうちの3枚を大胆にも重ねていくとは! 重なり部分の調味料が泣くぞ……! と、心の中で泣いた私であった。

P1180986_500px

P1180998_500px

・外国人記者の「ポテトチップみたい」という感想

ちなみに、英語版ライターのCasey Baseel(ケーシー・バシール)記者にもお薦めしたところ、「ポテトチップを食べるてような感覚だ! イイネ!」との感想! ポテトチップみたいとは、いかにも外国人ならではの感想だ! このパリパリ感、確かにそんな感じ! 3枚重ねたくなるのも納得だ。『日の出印 味付けのり』が世界に羽ばたいた。

・徳島県民は甘辛嗜好?

個人的な見解になってしまうが、徳島の人は甘辛い味付けを好む傾向にあるように思う。徳島ラーメンがいい例であり、すき焼きのような甘辛いお肉や煮卵が入っているし、この「日の出印 味付のり」もまさに甘辛な味付け。徳島ラーメンが好きな人は、この海苔も気に入るのでは! 味が濃いのでご飯とぴったり。おつまみやおやつ感覚でそのままいただいてしまうのもアリ! ただし、しょっぱいものなので、くれぐれも食べ過ぎにはご注意! 実は美味しいものが沢山の徳島。ぜひ一度、足を運んでみてほしい。

参考リンク:大野海苔株式会社『味付のり』
執筆:DEBUNEKO
Photo:RocketNews24.

▼のりの「しなり」に興味津々のメグ記者。
P1180966_580px

P1180967_580px
▼「パリパリ! 濃い!」
P1180970_580px

P1180975_580px
▼この後真顔に戻ってから「あ、ウマいな。」とポツリとつぶやいた佐藤記者。
P1180977_580px
▼味付けのりを食べる天使。
P1180979_580px

P1180980_580px

P1180981_580px
▼英語版ライターのCasey Baseel(ケーシー・バシール)記者も「ポテトチップを食べるてような感覚だ! イイネ!」。『日の出印 味付けのり』が世界に羽ばたいた!
P1180994_580px
▼同じく英語版ライター、田代記者の「やりすぎ感」もイイ。ちょっと胡散臭い……!
P1180997_580px
▼3枚重ね……‼︎ 
P1180998_580px
▼満足そうでなによりだ。
P1180999_580px