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韓国独自の音楽を、いち早く世界に広めた人物として知られるイ・パクサ(李博士)。彼は、2拍子をベースにした独特のリズムでメドレー式に歌い続ける音楽「ポンチャック・ディスコ」の普及に貢献したスターである。2014年には10年ぶりにテレビ出演し、健在ぶりをアピールしたようだ。

・イ・パクサのライバルになり得る?

そのイ・パクサに合い通じるセンスの持ち主が、ブラジルにいることが判明した。その人物、ダニエルは「テクノ演歌」という独自の音楽ジャンルをつくり上げ、音楽活動を行っている。日本語で歌唱している曲『嫁がゆるさへん』は、一度聞くとクセになって、思わず口ずさんでしまう中毒性がある。なんだ、この曲は~ッ!!

・日本でもパフォーマンス

テクノ演歌とは、日本の演歌とブラジルのリズム「フォホー」を組み合わせたものとのこと。日本のバラエティ番組でも取り上げられたこともあり、知っている人もいるかもしれない。ダニエルは何度か来日した経験を持っており、イベントでパフォーマンスを披露したこともあるそうだ。

・何の話や!

もっとも有名な曲、『嫁がゆるさへん』は関西弁で歌っている。歌詞の一部を紹介すると

「ごめん! 行かへん! 行けへん! 嫁がゆるさへん! 行かへん! 行けへん!」(『嫁がゆるさへん』より引用)

・いつか共演

この一文だけで、「何の話や!」とツッコミたくなってしまう。アップテンポなビートに緩いメロディ。YouTubeに公開されているPVのゆるゆるな感じが、妙にクセになってしまう。いまだテクノ演歌を知らないという人はぜひともチェックして欲しい。いつの日か、イ・パクサとダニエルの共演が見られることを期待したい!

参照元:YouTubeTecno Enka
執筆:佐藤英典

▼ダニエルの代表曲、『嫁がゆるさへん』。ゆるさがクセになる

▼サウンドの感じがポンチャックに通じる『北酒場』

▼『越冬つばめ』、曲に漂う悲しみが吹き飛んでる