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誰もが一度は食べたことがあるであろう、コンビニのおにぎり人が作ったおにぎりが食べられない人でも、「コンビニのおにぎりは大好き☆」という人は多いに違いない。とあるコンビニチェーンでは、1店舗あたり1日平均約320個も売れているというから、おにぎりは国民食中の国民食と言ってもいいだろう。

そんなコンビニのおにぎりであるが、10年前20年前と具はさほど変わらない気もする。シャケ・明太子・シーチキンなどの定番がウマいのはわかるが、「そろそろ何かが変わってもいい頃じゃないのか……?」と思っていたある日、巡り合ったのがローソンの『明太子玉子焼』である。

・ローソンの「おにぎり屋」から発売

ローソンでは2002年から、「おにぎり屋」というブランドを展開している。「米・海苔・具材・塩・製法」にこだわり、本格的に美味しいおにぎりを追求しているのが特徴だ。その「おにぎり屋」から、現在発売されているのが『明太子玉子焼』である。

「熟成明太子」「焼き鮭ハラミ」「和風ツナマヨネーズ」などの定番はもちろん、ちょっと豪華な「いくら」や「ぶり照焼き」……とラインナップはかなり豊富。ただ、一言でいえば味の予想がつく、「どうせ美味しいんでしょ?」とわかるものばかりである。だがしかし……!

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・玉子焼きを具にする発想

『明太子玉子焼』はハッキリ言って異端児である。明太子も玉子焼きも和食なので、一瞬スルーしてしまいそうになるほどナチュラルだが、玉子焼きをおにぎりの具にするとは、ありそうでなかった発想だ。コンビニだけでなく、家庭でも玉子焼きをおにぎりの具にしている人は少ないだろう。

気になる……! 気になるぞーーー!! ということで、とりあえず食べてみることにした。おにぎりを割って具を見てみると、商品名に一切の偽りなく「明太子」と「玉子焼」が入っている。「そのまんまかーーい!」と思いつつ一口食べてみると……!

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・具同士の組み合わせに新たな可能性を感じた

──うむ、玉子焼きである。甘くて美味しい玉子焼きである。明太子も、いつもと何ら変わらない美味しい明太子である。あれ? こんなもん? ……と思っていたのも束の間、玉子焼きと明太子が重なり新しい風味になってきた! こ、これは!!

甘い玉子焼きと明太子、そしてご飯……! そう、これは家のご飯の味や!! 朝食などで、玉子焼きを口に入れたまま、ご飯と明太子をかき込んだときと同じ味ッ!! おにぎりとして食べたことは無いものの、日本人であれば誰もが経験したことがあろう、“あの味” なのだ! ウマい!!

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おにぎりの具としての玉子焼きは意外であったが、ミスマッチ感は全くなかった。単体では数に限りがあるおにぎりの具も、具同士を組合せることによって新たな味が生まれるかもしれない……! 『明太子玉子焼』は “おにぎり新時代” を予感させてくれる、「進化系おにぎり」と言っていいだろう。

ローソンの『明太子玉子焼』おにぎりは、1個149円(税込)だ。時代の最先端にいる “かもしれない” おにぎりを、気になる人はぜひ試してほしい。

参考リンク:ローソン「おにぎり屋」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ローソンで発見! 一瞬見逃しそうになるほどナチュラル。
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▼ローソン自慢の「おにぎり屋」ブランドだ。
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▼見た目は普通のおにぎり。
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▼商品名と全く同じく、「玉子焼き」と「明太子」が入っている。
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▼2つが重なると、家の味になる! これは新しいぞ!!
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▼具と具を組み合わせる「進化系おにぎり」は、おにぎり新時代の幕開けかもしれない!
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