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今回のご相談は、23歳女性から寄せられた、彼氏の○○活動に関するお悩みです。最近は、「○○男子」や「○○女子」と同じくらい、「○○活動」という造語が激増していますよね。ひと昔前までは就活、婚活くらいだったのに、今や「朝活」だとか「終活」だとか、挙げていくとキリがないです。さて、相談者の彼氏は、何活動に没頭しているのでしょうか?

・23歳女性からのご相談内容(マルチーズさん)

「付き合って9カ月の彼氏が、最近になってから涙活(るいかつ)を始めました。彼氏は同い年の会社員です。映画デートも、泣ける映画ばかりに連れ出されます。私はコメディとかアクションも観たいのに……。お部屋でまったりしている時も、お涙ちょうだい系の番組ばかりです。(同棲しているわけではありません。私は実家住まいなので、彼氏の部屋です。)

たまには、ロンハーやとんねるずも観たいです。先日、彼のパソコンで閲覧履歴をチェックしたところ、泣ける話ばかりでした。エッチなサイトよりマシかもしれませんが……。涙活イベントにも通っているようで、そこで別の女性と仲良くなっちゃったらと思うと不安です」

・涙活とはなんぞや?

「涙活」という言葉を初めて聞く人もいるでしょう。まずは読み方から。涙活は「るいかつ」と読みます。ひと言でいうと、ストレス発散目的で、意識的に泣く活動を指します。改めましてマルチーズさん、こんにちは。コラムニストの菊池美佳子です。マルチーズさんの彼氏は、涙活男子なのですね。いま流行りの言葉でいうと、イケメソ男子といったところでしょうか。

そうそう、最近は「イケメ “ン”」ならぬ、「イケメ “ソ”」が人気を博しているんですよ。イケメソとは、メソメソと涙を流すイケメンのことです。そう考えると、マルチーズさんの彼氏は流行の最先端! 「私の彼氏は流行に敏感なのよ」と、お友達に自慢しちゃいましょう。

・コメディで泣けてこそ真の涙活!?

いかにイケメソが流行っているとはいえ、映画やテレビ番組が全部泣ける系だと、マンネリ化しちゃいますよね。そのへんは、言葉ひとつでいくらでも、コメディやアクション、ロンハーやとんねるずに誘導できますよ。

「コメディやアクション、ロンハーやとんねるずのなかにも泣けるポイントを見出せてこそ、真のイケメソ!」と、彼をけしかけるのです。彼にとっては新境地となるでしょう。マルチーズさんは、ただその横で笑っていれば良いのです。

・趣味が同じ = 恋愛に発展するわけではない

涙活イベントで、涙を流すという共通の趣味を持つ女性と接点を持ったら……不安な気持ちはごもっともです。しかし趣味が同じだからといって、必ずしも恋心が芽生えるとも限りません。涙活イベントの見知らぬ女性の影を心配するよりも、マルチーズさんが彼にとって魅力的な女性であり続ければ、心移りすることはないはず。

どうしても心配なら、「涙活イベントで泣いてくるのはオッケーだけど、私を泣かせたりしないでね」と、可愛く釘を刺しましょう。

昭和の頃は、「男が泣いていいのは、オギャーと産まれたときと、親が死んだときだけだ!」と言われていましたが、時代は変わりましたね。男性にも、泣きたいときがあって当たり前。そんなとき、そっと寄り添える女性を目指しましょう。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24

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