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現地時間2015年2月4日11時頃、台湾・台北松山空港発、金門島行きの旅客機が離陸直後に墜落した。墜落場所が高速道路付近の川だったこともあり、その事故の瞬間が車載カメラの映像などにとらえられている。

・台湾で離島行きの航空機が墜落

事故を起こしたのは、台湾の復興航空(トランスアジア航空)のATR 72系列機。国内線用の小型プロペラ機だ。台湾メディア『自由時報』によると、同機は離陸から3分後に機械的なトラブルが起きたようで、付近を走る高架道路に接触。基隆河に墜落したものと見られているそうだ。

事故を偶然とらえた映像によると、ゆるやかに下降していた機体が垂直に回転し、そのまま墜落する様子が収められている。なお、同機には乗客乗員計58名が搭乗していたと見られている。

・死者が出たとの報道

墜落時に炎上することはなかったようだが、基隆河や高速道路にはバラバラとなった残骸が散らばっているという。現在、必死の救助活動が行われているが、香港メディア『AppleDaily』によると、現地時間12時現在、20名ほどが救助されたが、搬送先の病院で5名の死亡を確認。残りの30名あまりは水面で救助を待っている、もしくは行方がわかっていないとのことである。

・事故機は2014年墜落事故の機体と同型か

復興航空の台湾国内便は、2014年7月に同じく離島行きの飛行機が着陸時に墜落事故を起こしている。その事故では48名が死亡した。今回、事故を起こした機体は7月の事故機と同型であるという。

なぜ今回、このような事故が起きてしまったのか……。まずは、すみやかに救助活動が行われることを願うばかりだ。

参照元:自由時報AppleDailyYouTube
執筆:沢井メグ