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人間なら誰だって、秘密の1つや2つを心の内に抱えている。そして、その秘密を打ち明けることには、やはり勇気がいるものだ。相手が大切な相手なら尚更(なおさら)のこと……。

今回ご紹介する動画「Twins Come Out To Dad」でも、双子の兄弟が “自分たちがゲイであること” を父親に打ち明けている。この涙のカミングアウト動画は、公開1週間足らずで1350万回以上も再生され、世界中の涙を誘っているのだ。

・モデルの双子兄弟が動画でカミングアウト

LAを拠点にモデル活動を行っている、19才の双子の兄弟アーロン&オースティン・ローデスさん。“ザ・ローデス・ブラザーズ” として YouTube 上にも動画投稿を行っている彼らは、この度1本のカミングアウト動画を公開した。

最初に「僕たちはゲイです」と告白する2人。しかし、この動画を公開する前に、ある人物にもカミングアウトをしたいというのだ。それが、彼らの父親だ。他の家族には打ち明けたものの、父親だけはまだ……。ということで、2人は父親に電話をかける。

・兄弟:「父さんに僕たちの味方でいてほしいんだ」

父親が電話に出て、「久しぶり、なにしてるの?」なんて一通りのあいさつの後、兄弟は「話があるんだ」と切り出した。しかし、「うん……その……」と言葉が続かず、緊張のあまり涙で声を詰まらせる2人。心配するお父さん。そして意を決したように動画の3:30あたりで「僕たちはゲイなんだ」と打ち明けたのだった。

「YouTube にカミングアウトの動画を投稿する前に、父さんに直接伝えたかった。だって父さんとは良い関係を築けていると思うし、今なら打ち明けられるって感じたんだ。ただ父さんには、100%僕たちの味方でいてほしいだけなんだ。父さんに嫌われたくないよ」

・お父さんの回答は?

そんな彼らの言葉を「いいから」と受け止め、沈黙の後に父親はこう語りかける。

「お前たちは、私とは全く違う世代の人間だし、なんと言えばいいか分からない。でも、私はお前たちを愛している。そのことは絶対に変わらない。自分が生きたいように生きればいい」

・父:「お前たちは普通さ」「ありのままの人生を生きるんだ」

そしてオースティンさんが「カミングアウトした後も僕たちは変わらないんだ。でも父さんと普通に話せなくなるとか、そんなことは起こってほしくないんだ。ただ、これからも普通でいたいんだ」と言うと、すかさず「お前たちは普通さ。何を言っているんだ」と返したお父さん。

「私はお前たちの父親のままだよ。確かにビックリすようなことだけど、お前たちを否定したり “なぜだ?” とか “変えろ” とは言わない。ありのままの自分の人生を生きるしかないんだよ」

……と自分の気持ちを伝えたのだった。突然のカミングアウトをはぐらかすことなく、息子たちにここまで強く温かい言葉をかけられるなんて……「お父さ〜ん」とコチラまで泣き出したくなる父の優しさである。

・どんな立場であろうと好きに生きてほしい

少しの緊張を残しつつも、和やかな雰囲気で電話は終了。気持ちを落ち着けた後、アーロンさんたちは「人生で最も重たかった荷が肩から降りた」と清々しい表情を見せた。

そして視聴者に対して「この動画を通じて、ゲイだろうが、バイだろうが、トランスジェンダーだろうが、ストレートだろうが、そのままでいればいい。自分の好きに生きればいい、と伝えたかった」と述べたのだった。

以前ご紹介した、双子の兄弟が両親にゲイをカミングアウトした動画と同様に、家族へのカミングアウトは本当に緊張するようだ。愛する家族だからこそ、拒絶されたときのことを考えると、足がすくんでしまうのかもしれない。

しかしこれらの動画が公開されているように、カミングアウトを後押し、それを温かく受けとめようとする雰囲気は、徐々に大きくなりつつあるように感じられる。

参照元:YouTubeDaily Mail Instagram(英語)
執筆:小千谷サチ

▼本文中の台詞は抜粋・要約したもの。お父さんの温かい言葉が全て聞きたい人は動画見よう!

▼向かって右の男性がお父さんだ!

▼今回の動画を公開することについて、兄弟は不安を感じていたようだ。