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誰だって、自分の容姿にコンプレックスを持っていることだろう。「もっと背が高かったら」「目が大きかったら」……そして、「もっと髪が生えていたら」などと……。そんな風に髪が薄いことを気にしている人々に、今回はグッドなニュースをお伝えしたい!

なんと「白血球で髪の毛がよみがえる」との研究結果が発表されたのである。“カツラや増毛でなく、自毛を復活させられる” と注目が集まっているこのニュース。しかし一方では、「髪が無くても全く問題ない」という声も多数寄せられているのだ。

・“掃除屋” マクロファージが発毛の鍵を握る?

人類が立ち向かい続ける難問「いかに髪の毛をよみがえらせるか?」。これまでにも様々な解決方法が模索されてきたが、この度、スペインの国立ガン研究センターが、白血球が発毛を促進することを突き止めたと発表した。

鍵を握るのは別名 “掃除屋” とも呼ばれ、細菌などの異物を捕食する白血球の一種マクロファージ。このマクロファージが周囲の幹細胞の働きを活性化させることで、発毛が促されるというのだ。ちなみに発毛は、毛の元となる幹細胞が分裂を繰り返すことで起こる。

・実は偶然発見された

「なぜガン研究センターが、発毛関係について発表を?」と思ってしまうが、今回の発見は偶然の産物なのだとか。ミルナ・ペレス=モレーノ医師らが進めていた研究プロジェクトで、マウスに抗炎症薬を投与したところ予想外の発毛が見られたのだ。

ビックリした研究員たちが、この不可解な発毛について研究を進めたところ、マクロファージが近くの幹細胞を活性化させていることが判明。そこでマクロファージから放出される主な信号物質を抑制する薬をマウスに投与したところ、発毛のスピードが低下したのだった。今回はマウスのみでの実験となったが、人間の発毛にも応用できるはずだと研究チームは確信している。

・「髪が無くてもいいんだぜ!」

さて、このニュースが英メディア Daily Mail に取り上がられたところ、たくさんのコメントが寄せられた。しかし、“新発見を歓迎する声” はほとんどなく、その多くが「薄毛を気にするな!」「薄毛は悪いことではない」というもの。ちなみに最も支持を集めたのも「髪に関係なく、自分に自信を持つことが大切」という以下のコメントだ。

「僕は21才で髪の毛が抜けはじめました。かつては様々な方法を試しては、なんとか髪の毛を生やそうと頑張ってきました。しかし、僕は残りの髪を全部剃る(そる)ことにしました。それまでは、“彼女が二度とできなくなるんじゃないか……” という恐怖心から、髪の毛に執着していましたが、女性はそんなこと気にしていません。髪の有無に関係なく、自分に自信を持つことが何より大切なんです」

確かに、髪の毛が大量に抜けてしまうのはショックなことでもあるので、今回のニュースは多くの人にとって福音となるだろう。しかし同時に、「髪の有無だけでは、その人の芯の部分は何も変わらない」のも本当だ。薄毛に悩む全ての人が、それぞれの解決方法を発見できるようになればいい。

参照元:The ScotsmanDaily Mail (英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24