picb
トロリとまろやかな、琥珀色(こはくいろ)の「ウイスキー」。ロシアや中東欧出身の無色透明な強いお酒、「ウォッカ」。どちらもハードボイルドで “大人の飲み物” といった雰囲気がある。

そんなウイスキーとウォッカを装った悪魔のような飲み物が、この度、世に放たれそうになったのだ。え? 表示よりもアルコール度数が高かったってこと? いえいえ、 “酒だと偽られて販売された液体” が、なんと人のオシッコとウンチで着色された水だったのである!! 

・イングランドで偽酒売りが逮捕!

イングランド北西部に位置するブラックプールで、観光客に偽酒を販売しようとした罪で、35歳の男性が逮捕された。男性の名はニコラス・スチュワートさん。娯楽施設で1.5リットル分の偽酒を10ポンド(約1800円)で販売していたところを、ガードマンに見とがめられて御用となったのだ。

・ふん尿で色付けした水

これがただの偽酒だったなら、ここまで大きなニュースにならなかったはずだ。しかし、彼が “酒” として売っていたのは「ウンチとオシッコが入った水」だったのである。

どうやらウイスキーなど本物の酒に見せかけるために、水に排せつ物を混入させて、色をつけようとしたのではないか……と見られている。着色するだけなら、他の代替物だってあっただろうに、なぜ、排せつ物なんて使ってしまったんだ……。

・なぜか無色透明のはずのウォッカからもふん尿が

その後、警察が押収した酒ボトル数本の中身を調べたところ、“炭酸の抜けたコーラだけ” など無害なものもあったとのこと。しかし、あの有名なウイスキー「ジャックダニエル」とウォッカ「スミノフ」の両ボトルからは、ふん尿が検出されてしまったのだ。

無色透明でなければならない “偽ウォッカ” に、なぜ黄色くて茶色い排せつ物を入れたのだろう……気になるところだ。また、ボトルには封が施されており、パッと見では新品の酒ボトルと間違いかねない見た目だったとのこと。

・「ふん便性大腸菌」に汚染された水

犯行理由を “お金に困っていたから” として容疑を認めたスチュワートさんには、公衆衛生を危険にさらしたとして、懲役70日と執行猶予12カ月が言い渡された。実際に偽酒からは、「ふん便性大腸菌」が検出されている。

検察側は、今回の事件を「悪質性の高い犯罪」だと主張しており、警察と共に “ブラックプール地域でのあらゆる物の販売禁止命令” をスチュワートさんに適用するよう、裁判所に求めている。

「実際に “あの水” を飲んでしまったら……」なんて考えると、クラっときてしまうこの話。ネット上でも「うさんくさい物を買うたらあかん」「でもおしっこを飲むことは健康にいいんだよね!」など様々な意見が飛び交っている。

なんだか世界中で異物混入事件が発生しているようだが、やはり食べ物・飲み物は、何の心配もせずに口に入れたいものだ……。

参照元:Daily MailThe Gazette(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24