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みんな大好きなラーメン。「週に2、3回はラーメン屋に通ってるよ!」という人もいるかと思うが、「長〜いことラーメン屋から足が遠のいてるなぁ」という人だっているはずだ……。

かく言う私(筆者)も、ラーメン屋に過去10年間行っていなかった……。しかし、意を決してラーメン屋の暖簾(のれん)をくぐると、「やはりこの味は家では再現できんっっっ」と感涙にむせぶことになったのである。今回は私(筆者)が、10年間守り通した「ラーメンの操」を捧げた『百麺 世田谷店』をご紹介したい。

・「細麺4点盛り」をチョイス

今回、食したのは「細麺4点盛り」。4点とは、半熟味玉、ラフティー、青ネギ、ノリ4枚のことで、それに加えてチャーシューがトッピングされている。

まずスープを飲んでみたが、「これぞ豚骨!」なる濃厚さである。スープを飲んでいる自分が、スープにジンワリ沈んでいくような深み。ポカポカした温泉みたいだ……山盛りの小口切り青ネギとの相性もいい感じ……とスープばかり飲んでしまう。これではイケナイとすすった麺は、モッチリとした歯ごたえである。ちなみに固さは「普通」を選んだ。

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・とろ〜り卵! 肉! 肉!!

スープを飲み、麺をすすりながらも、柔らかなラフティーとチャーシュー、そして中が絶妙にトロリとした半熟味玉を箸で崩しては、口に入れる。ラフティーもチャーシューも巨大で、正直、私(筆者)の胃には重たかったが、「ガッツリ食べたいんや!」という人には、満足を与えてくれるはずだ。

そして半熟味玉! どうやったらこんなにト~ロトロになるのか……。黄身の固まっている部分を残しながらも、真ん中の部分はトロトロ……。それをスープに溶かすと、アアッ。もう極楽だ。

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・スープに豆板醤を加えてみる

さてカウンターの上に置かれた、「百麺のオススメの食べ方」を読んでみると……なになに、「豆板醤とニンニクを加えると、味を変えることができる」ようだ。

ということで、ちょっとコッテリから離れるべく豆板醤を少しだけ入れてみた。すると、豆板醤の酸味が加わったことで、深い “コッテリ” に奥行きが生じて “コックリ” になった気がする。これは、おうちでも必ず試してみたい!

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・豚骨スープを染み込ませたノリで細麺を包む

そして、忘れてはならないのが「ノリ」だ! 地味な存在ながら、守護神の様に器からはみ出たノリ! 世の中では、ラーメンとノリを一緒に食すことには賛否両論あるようだが、私(筆者)は「大賛成派」である。麺を豚骨醤油スープに溶けかけたノリで包むと……ウ、ウマすぎる。これぞ、天才的な組み合わせ。4枚もノリがついてきたのも大変嬉しい。

・ミニの「ネギご飯」も!

今回はランチセットとして、プラス100円でミニライスを付けることができた。ということで、「ネギご飯」をチョイス。“ミニ” というだけあって、両手で包み込めるほどの小さな器だが、ラーメンと一緒なのでこのサイズは嬉しい。シャキシャキの白ネギの上に、チャーシューらしき柔らかいお肉。白ごはんにはタレが染み込んでいて……ウマイ! 小さいながらも見逃せない存在だ。

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・店先に漂う匂いに怯むべからず!

実は、『百麺』の店の前には、得も言われぬ匂いが漂っている。ツンとくるような、ヌメッとするような、クサくはないのだが、 決して “爽やか” とは形容できない匂いがするのだ。しかし、この匂いに怯まずに店内に入ると、極楽の美味しさが待っている!

このラーメン屋の近くにある東京農業大学の名物教授小泉武夫さんが言ったように、「クサいは美味い」のだ! 実際に、『百麺』は農大生から絶大なる人気を誇っている。

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・都内に3店鋪ある『百麺』

『百麺 世田谷店』は、世田谷線「上町」、小田急線「経堂」「千歳船橋」からそれぞれ徒歩15分ほどの距離という、わざわざ行くにはチョット面倒くさい場所に建っているのだが、それでも行く価値はある! また、中目黒駅や板橋駅の近くにも『百麺』は存在するので、そちらに行ってもいいかもしれない。

『百麺』を後にして丸一日経過したが、すでにまた食べたくなってきてしまった……。あのスープ! 麺! ラフティー! ノリ! 10年間分のラーメン空白地帯を一気に埋めてくれた『百麺』……また行くぞ!!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 百麺 世田谷店
住所 東京都世田谷区桜3-18-9
時間 11:00~25:00
休日 年中無休(年末年始を除く)

参考リンク:誠屋 百麺Amazon.co.jp
Report :小千谷サチ
Photo:RocketNews24

▼……食べたい!
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▼オススメの食べ方
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▼青ネギがいっぱい!
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▼ミニご飯もちょうどいい!
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▼世田谷、中目黒、板橋に3店鋪!
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