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バスケのシュートはきれいな形で打たないと入らない。漫画『スラムダンク』に出てくる「左手は添えるだけ」や「置いてくる」といったフレーズが有名なように、適当に打ってシュートが決まるほどバスケは甘くない。

しかし、世界最高峰のバスケリーグ「NBA」では超人的な身体能力を持った選手たちがゴロゴロいるため、想像以上のスーパープレイがまれに起きることがある。そして先日、滅多にお目にかかれないシュートが炸裂したので、動画「Trevor Booker Sinks the Craziest Circus Shot of the Year!」と共にご紹介したい。

・残り時間ほぼゼロ

ミラクルシュートが決まったのは、2015年1月10日行われたユタ・ジャズ vs オクラホマシティー・サンダーの試合。ユタ・ジャズの攻撃中で、攻守交代まで残り時間0.2秒というシーンである。

スローインから残り時間もないため、誰しもが攻守交代だと思っていたことだろう。だがしかし! ユタ・ジャズのトレバー・ブッカー選手は、虎視眈々(こしたんたん)とゴールを狙っていた。

・一連の流れ

動画を再生すると、スローインからボールを受けるブッカー選手を確認できるのだが、次の瞬間……! まるでバレーボールのようにトスすると、なんとシュートはそのままゴールへと吸い込まれてしまったのだ!

しかも、ゴールを見ていない “ノールックシュート” だから驚かされる。プロのスポーツ選手は「体が覚えている」とよく言われるが、まさにその通り。ブッカー選手のミラクルシュートは、すべての感覚が一致して生まれたものであった。

・早くも年間ベストシュート!?

2015年は始まったばかりで気が早いような感じもするが、このシュートは「年間ベスト」という声も挙がっている。本人が笑っているところを見ると、本当に決まってしまうとは思っていなかったのだろうが、何度見てもスゴいシュートなのは確かだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし